上野動物園は、繁殖期を迎え同居をさせていた、ジャイアントパンダのリーリー(オス)とシンシン(メス)の交尾を確認した。
同園では、シンシンに発情の兆候がみられたことをうけ、ふだん別々の部屋・運動場でくらしている2頭の同居を決定。3月11日17時ごろ、柵ごしに「お見合い」をさせたところ、ひんぱんに鳴き交わす行動が見られたという。また、メスのシンシンが腰を落とす姿勢も見せたため、強い発情の徴候と判断し、17時20分ごろ同居を開始。
その結果、18時ごろに数分間の交尾行動が確認され、交尾の後、それぞれの部屋に戻したところ、2頭とも落ち着いたようすで休息。さらに、3月12日朝にも交尾行動が確認されたという。
なお、3月12日以降も、引き続き2頭のようすを観察し、状況に応じて同居を試みるとのこと。展示再開については2頭のようすを見て発表される。
詳細は、同園パンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」を参照のこと。
写真提供:(公財)東京動物園協会