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Q.独身でよかった、結婚してなくてよかった、と思う時はありますか? |
「うちの奥さん、小遣い2万しかくれないんだよ! 鬼だよ鬼!!」「それは……大変っすね」。ああ、自分は結婚していなくて本当に良かったと思う瞬間、ないだろうか? マイナビニュース会員のうち独身男性275名に「独身で良かったと思う瞬間」について聞いてみた。
Q.独身でよかった、結婚してなくてよかった、と思う時はありますか?
はい 50.2%
いいえ 49.8%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな時ですか? どうしてそう思いますか?
■お金と時間が自由
・「自分の時間をたくさんとれること、給料を好きなように使えること」(25歳男性/情報・IT/技術職)
・「数十万の買い物を誰にも許可を得ずに自分が買いたい時に買える」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「自分に自由なお金と時間が多いので、好きに出掛けて好きに帰って来られる時」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■静かにひとりになれる
・「趣味に打ち込んでいたい時」(42歳男性/電機/技術職)
・「ひたすらひとりになりたいと時」(26歳男性/食品・飲料/技術職)
・「一人旅をする時」(28歳男性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「孤独な状況で、物思いに耽(ふけ)りたい・作業に没頭したい際に、そうした時間の確保が容易であること」(33歳男性/その他/その他)
■恋愛も性もおやつも自由
・「好みの子はいつでも誘える」(34歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「気楽に風俗に行ける」(30歳男性/金融・証券/専門職)
・「日曜日にミスドでおやつを食べる時」(46歳男性/その他/事務系専門職)
■責任が軽くて良かった
・「稼ぎが悪いので養う人がいなくて良かったとは思います」(33歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「知人で会社をクビになったら離婚したから」(45歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「転職した時、責任がないから」(37歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「他人を気にせず、チャレンジ的な人生の選択ができている」(39歳男性/その他/その他)
■大変そうな友人の話
・「ローンで自由が利かない人を度々耳にする住居、車、家電等のローン地獄」(32歳男性/自動車関連/営業職)
・「月々のお小遣いが既婚友達より上回っていると知った時……何せその友達は月3万、欲しい物も買えずかわいそうだったから」(41歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「友人が家族のことで生活が困窮している場面を見た時」(56歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「嫁の両親ともめたとか聞くと」(32歳男性/情報・IT/技術職)
・「同級生が子持ちと結婚したが、嫁さんが子供を置いて出て行ったと聞いた時」(29歳男性/商社・卸/営業職)
・「結婚のことであまりいい話を聞かない」(30歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
■離婚を聞くと
・「同級生が結婚後同居したのに嫁と姑(しゅうとめ)の仲が悪く、新居建て別居したのに離婚したと聞いた時」(41歳男性/その他/その他)
・「子供が生まれてすぐ離婚してしまった友人と、孫に会えなくなってしまった友人の母から話を聞いている時」(25歳男性/学生/その他)
・「離婚すると男が100％損」(22歳男性/自動車関連/事務系専門職)
■知人の奥さんを見ると
・「他人の奥さんがすごい不細工に見えた時」(46歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「結婚した人がみんな『もう口聞いていない』と言っているのを見ると、『自分は間違ってない』と思えてしまう」(25歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「テレビやネットの鬼嫁エピソードを見るとぞっとしますね」(36歳男性/医療・福祉/クリエイティブ職)
・「先輩の嫁が鬼」(27歳男性/自動車関連/技術職)
■総評
独身で良かったと思う時、ダントツで多かった回答が「時間とお金が自由」だった。独身男性は、結婚したら時間もお金も制限されると知っており、遊びや旅行にお金を惜しみなく使って、つかの間の自由を謳歌(おうか)しているようだ。また、静かなひとりだけの時間が大事と考える男性も多く、心行くまで趣味に没頭しているよう。好きな時間まで遊んで呑(の)める、給料も好きなだけ使える、恋愛も自由、おやつにドーナツ食べるのも自由……この自由は確かに手放すのが惜しいだろう。
男性は家族をもつと「養わなければならない」というプレッシャーも感じるようで、仕事がうまくいかなくても、辞めてしまっても、独身だと責任がないので良かった、という仕事関連の回答も目立った。転職するのも、次のステップへのチャレンジも、自分の稼ぎを当てにしている家族がいるとなかなか難しい。男性としての"攻め"の姿勢も独身のうちに、という訳だ。
結婚生活に疲れきっている既婚男性の様子から、独身男性たちはかなり結婚に良くないイメージを抱いているようだ。ローン地獄、お小遣い制、安月給で生活困窮など、金銭面での不自由や親族とのもめごと、嫁姑の確執、つらい子育てなど、既婚男性たちの前には、独身男性とは無縁の家族の問題が山積みだ。さらに、離婚してもそれらから解放されるどころか、養育権やお金の問題で引き続き悩まされることになる。「離婚すると男が100％損」という意見ももっともだ。また、鬼嫁へと変貌した妻との会話がゼロと聞けば、「ああ、独身で本当に良かった!」と思うのも当然かもしれない。
同様の女性アンケートと比較すると、「独身で良かった」と思っている男性の割合は低かったにも関わらず、回答の内容はヘビーなものが多く、本気度合いが高かったように思う。独身男性たちは、心の底から結婚を恐れているのかもしれない……。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2013年3月1日～2013年3月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性275名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
