Q.「こんな恋愛やめたほうがいい」とわかっていながらやめられなかったことはありますか?

彼女がいるけど、もう1人の女性とも付き合ってしまっている自分。二股はイケナイと頭では分かっていても、どっちも好きで別れられない……。マイナビニュース会員のうち独身男性275名に、そんな「やめた方がいいと分かっているのにやめられない恋」をした経験があるか、語ってもらった。

Q.「こんな恋愛やめたほうがいい」とわかっていながらやめられなかったことはありますか?

はい 19.3%
いいえ 80.7%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな恋でしたか? やめられなかったのはどうしてですか?

■身近なところでの浮気
・「彼女がいるのに彼女の友達とデートした」(48歳男性/その他/その他)
・「先輩の彼女との浮気」(26歳男性/金融・証券/営業職)
・「友人の恋人と二人で遊ぶのが何だかドキドキして、やめたほうがいいとわかっているのに遊んでいた」(29歳男性/電機/技術職)

■相手の属性が問題
・「人妻にほれたとき……仕事関係なんで、いやでも顔を合わせなければならなかったので」(47歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)
・「キャバクラ嬢との恋愛……彼女がいないさびしさから、多少貢いでも恋愛を続けてしまった」(26歳男性/不動産/その他)
・「過去、女子高生と恋愛したが、良くないと思いながらも、楽しくてやめられなかった」(42歳男性/電機/技術職)

■振り回される恋愛
・「浮気好きな彼女、好きだったから」(32歳男性/情報・IT/技術職)
・「遊び人との恋愛、新しいことを経験でき面白かったし新鮮だったから」(29歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「すごいわがままな子だったけど、相手にしてくれたので」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・「どう考えてもわがままでやな女なのになぜがそれにほれてしまい、いつも馬鹿にされていた……告ったらこっぴどく振られた」(37歳男性/ソフトウェア/技術職)

■問題アリな女性を
・「鬱気味の子ばかり好きになる、頼りにされるとうれしいので」(34歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「相手の女性には婚約相手がいて、しかも病気と闘っていたので絶対に好きになってはいけなかった」(30歳男性/商社・卸/その他)
・「彼女が異常に宗教に熱心になったときも関係を続けていた、好きだったからやめられなかった」(29歳男性/食品・飲料/その他)
・「だめ女にほれてしまった」(25歳男性/情報・IT/技術職)

■分不相応な相手と
・「相手はお嬢様、どうかんがえたって不釣り合いで感覚も合わないのにずるずると……結局疲れましたが……」(56歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「ものすごい美人の人のことを気になってしまったとき」(28歳男性/学生/技術職)
・「人気がありすぎる女の人を好きになったとき、諦めなければいけないのにできなかった」(25歳男性/情報・IT/技術職)

■ズルズルダラダラの関係
・「相手が自分のことを好きで好きでたまらないという子と付き合っていました……自分は、そんなでもなかったので、途中から面倒だし、重いしで、嫌になりましたが、彼女の気持ちを考えると別れられず」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「依存されっぱなしだった、一度別れようとして殺されかけたことがあったので」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「未来がないにもかかわらず、惰性的に続けた」(27歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「いまだにだらだら続いている」(35歳男性/情報・IT/技術職)

■相手に好きな人がいたけど
・「相手が元彼のことを忘れられてなかったとき……もうやめよう、と思ったが、同じクラスだったから別れるに別れづらかった」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「自分の他にもいい人がいるということを知って、いったん怒ったものの、嫌いになりきれず、ずるずる関係を続けてしまいました」(29歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

■総評
イケナイと分かりながらやめられなかった恋、さまざまな回答が寄せられたが、まずはズバリ「浮気」から。男友達の彼女、先輩の彼女、彼女の友人、など身近な人のモノを奪うというその背徳感が、かえって恋を加速させてしまうようだ。既婚者・子持ち・主婦との不倫、キャバクラ嬢や風俗嬢との本気の恋、女子高生との恋愛も、道徳的に"イケナイ"と思うからこそ、より燃え上がってしまう典型パターンだろう。また、遊び好きだったりわがままだったり、派手で奔放な女性との恋愛も、ハマってしまうと抜け出せない中毒性があるようだ。いずれにせよ、火遊びはほどほどに!

少し傾向が異なり、本気でやめたいのに抜け出せないという恋もあるようだ。宗教にハマってしまった女性や病魔に冒されている女性など、暗い影がある相手と別れられないという男性が何人かいた。また、明らかにグレードが違うお嬢様との恋愛や美人への片思いも、自分でも「無理がある」と分かっているのに、なかなか諦めきれないよう。

惰性で何となく続いていて、こんな恋やめたほうが良いと自分でも分かっている、というパターンも。自分を大好きで依存してくる相手との恋愛、反対に、自分ではなく他の男性を見ている女性との恋愛も、分かっているけどやめられないという声があった。これらは、気持ちがどこか冷めているが嫌いにはなれず、ズルズル時間だけが流れていくような付き合いになる。結局、お互い不幸だとは思うが、恐らく本人たちはそれも分かっているだろう。「嫌いじゃない」と「好き」の間には、大きな溝がありそうだ。

恋愛を終わらせるにも、それなりのパワーと情熱がいる。自分の中で踏ん切りがつくまで、時を待つしかないのかもしれない。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2013年3月1日~2013年3月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性275名
調査方法: インターネットログイン式アンケート