Q.「こんな恋愛やめたほうがいい」とわかっていながらやめられなかったことはありますか?

あの人、私がいなかったらどうなっちゃうんだろう……。働かないカレを養うために尽くして貢いで、やめようとは思っていても、関係を断ち切ることができない自分。マイナビニュース会員のうち独身女性300名に「いけないと分かっていてもやめられなかった恋」を経験したことがあるか、語ってもらった。

Q.「こんな恋愛やめたほうがいい」とわかっていながらやめられなかったことはありますか?

はい 31.0%
いいえ 69.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな恋でしたか? やめられなかったのはどうしてですか?

■二股かけられても
・「相手が複数の女の子にちょっかいを出していて、自分がその中の一人だったという恋、相手のことがどうしても好きで離れたくなかったから」(24歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「彼女もちの人を好きになり、二股されたとき……その彼女も知っていたし、彼女を傷つけたくなかったので早く離れたかったのですが、好きだったのでどうしても離れられませんでした」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「何股もされたが、他の女に負けるのが悔しかったから離れられなかった……最終的に全部の女と手を切ってもらったら、熱が一気に冷めた(笑)」(33歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)

■不倫・浮気の相手に
・「不倫で振り回すタイプの男」(25歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「不倫、既婚者の優しさにおぼれた」(33歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「浮気相手になる恋愛……お互いに良くないのは分かっているが、好きな気持ちを止められなかった」(26歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)

■流されてしまった
・「長らく彼氏がいない時期に、好きでもない人から言い寄られて付き合ってしまったこと」(31歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「腐れ縁な関係、お互い居心地がいいから」(28歳女性/その他/その他)
・「元彼のことが忘れられずに都合のいい女に成り下がってしまった」(24歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)

■2人の男性を同時に好きに
・「彼氏がいたとき、相手にも彼女がいたのに好きになってしまった……彼氏以上に好きになってしまい、やめられなかった」(27歳女性/生保・損保/専門職)
・「遠距離の彼がいるのに身近な同じ職場の人を好きになってしまったこと……彼は『愛』で同僚には『恋』をしてしまってた気になっていた」(23歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「二股、違う顔をもてて楽しかった」(28歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■楽しくて楽しくて
・「チャラい人を好きになってしまった、相手の女の子に対する扱いがうますぎて一緒にいるのが楽しかったから」(23歳女性/生保・損保/営業職)
・「自分にプラスにならないとはわかりつつも一緒にいて楽しかったので(たくさん遊ぶのでお金もかかる)」(25歳女性/情報・IT/営業職)
・「周りからは『あんな男、タラシだからやめた方が良い』と散々言われたが、会ってる間は何物にも変えられない充実した時間を過ごせていたので、なかなか諦めきれなかった」(30歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)

■想われてなくても避けられても
・「想われていない恋、片思い」(23歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「彼女がいる人を好きになってしまったこと……望みがないのはわかっていましたが、いつか別れるかもしれないとか期待してしまいました」(23歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「相手に完全に避けられているのに、それでも諦められない……優しかった頃があったから」(27歳女性/不動産/事務系専門職)
・「現在進行形でやめられない……音信不通にされた相手なのに、まだまだ忘れられない」(30歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

■ダメンズへの愛着
・「パチンコやスロットが好きな、非常にブサイクな人との恋愛……時々かわいい部分が見えてしまい、なかなか捨てられなかったから」(23歳女性/金融・証券/営業職)
・「すぐに仕事をやめてしまうダメな人……おまけに元彼女のことが何年立っても忘れられない人だったが、そのときは周りに男性があまりいない環境だったので他の人と比較できなかった」(24歳女性/金融・証券/営業職)
・「死にたがりで、私が離れてしまうと死んじゃうんじゃないかと思い、なかなか離れられなかった」(26歳女性/小売店/販売職・サービス系)

■完全に相手の言いなりに
・「着てくる服も会う場所も、ごはんもすべて相手に指定され、私の気持ちも常に出せなかった……自分の思い通りにいかない、という所で、逆にやめられなかったのかもしれない」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「彼に罵声を浴びせられることがあった」(22歳女性/医療・福祉/専門職)
・「DVをうけてて逃げたかったが追いかけられるのが怖くて別れられなかった」(24歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)

■総評
やめた方がいいと分かっていたのにやめられなかった恋愛、アンケートでは多くの切なく苦しい過去が語られた。

二股の相手や不倫・浮気の相手になってしまったという意見がやはり一番多かった。何股もかけられている、相手は既婚者、と頭では分かっていても、好きだからやめられない、と感情にまかせて突っ走る女性は多いようだ。二股かける男性も男性だが……それだけ魅力的な人だということだろうか。中には、何股もかけられていたが、相手が他の女性と全て縁を切った途端、冷めた、という人も。他の女に負けたくない、と意地になっている可能性もあるので、自分の気持ちを良く見つめ直してみてもいいかもしれない。こういうドツボにハマってしまった人からは「やめた方がいい」と周囲に反対されて、かえって恋愛に走ってしまったという声もあった。

反対に、自分が二股をかけてしまったという声も。遠距離の彼と会えない寂しさに、近くの男性を好きになってしまった、なんて反省しきりな人もいれば、二股が楽しかった、というあっけらかんとした人も。また、チャラくて軽い男を、いい加減だと分かりつつも、遊びが楽しくて手放せなかったという意見もあった。割り切った付き合いなら、それも後学のため(?)にいい気もする。

"片思い"で振り向いてくれない人をいつまでも思い、待ち続ける、という不毛で切ない状況にハマりこんでしまっている女性もいた。中には「何度もふられてるのにどうしても諦めなかった」という人も。また、仕事をせずギャンブル三昧のダメンズを好きになってしまった女性たちも、それほど恋愛を楽しんでいないように見える。さらに、恋人から暴力を受けた女性たちは、恐怖が先にきて、恋愛関係を終わらせることが難しくなってしまっていた。服まで指定されて、相手の言いなりになる恋愛なんて、悲しすぎる……。

相手の問題ももちろんだが、意地を張っている自分や寂しさに耐えられない自分、尽くしたりガマンしたりするのが好きな自分など、女性側の心の問題も多分にありそうな「やめられない恋」。"好き"だけでは幸せになれない恋もある。相手に依存し過ぎて自分を壊さないよう、適度な余裕も必要かもしれない。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2013年3月1日~2013年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート