岡山県の岡山電気軌道、3010号を導入当時の塗装にして「さよなら運転」

岡山県の岡山電気軌道は、今春で引退する岡電3010号の記念イベントとして、さよなら運転とフォトコンテストを実施する。

3010号は東武鉄道日光軌道線で運行していた車両を譲り受け、1969年から岡山で走り続けていた古参車両。さよなら運転は東山本線(岡山駅前電停～東山電停間)で3月17日から4月7日まで実施。車外塗色を導入当時の日光軌道色に再塗装し、専用ヘッドマークを掲出して運行する。

最終日は朝10時より、東山車庫にて出発式を開催。式の終了後、岡電3007号(KURO)、岡電3007号(東武鉄道日光軌道線色塗装)の3000型2両を営業運転に使用。3010号は貸切電車として東山線および清輝橋線を各2往復する。13時30分からは、東山車庫にて岡電3010号さよなら記念撮影会を開催。3000型車両3両が同時に並ぶ最後の機会になる。

フォトコンテストは、3010号さよなら運転の期間中、同車両の最後の雄姿を、沿線に広がる町並みとともに撮影した写真が対象。応募点数は応募者1名につき3点まで。応募に際しては、写真をキャビネ版から六つ切りサイズまでの大きさにプリントし、必要事項を記載の上、フォトコンテスト事務局に送付する必要がある。白黒、カラーの別は問わない。

応募写真は4月30日必着。選考の上、グランプリ1点、優秀作品賞3点、入選10点を選出。6月9日開催予定の「路面電車まつり」東山会場にて発表し、同会場にて表彰作品を展示する。フォトコンテストの詳細は岡山電気軌道公式サイトで確認できる。