JR北海道は、桜の名所が点在する北海道道南地方の観光や周遊に向けた臨時列車を、春の大型連休期間にあわせて運行する。5月3~6日は札幌~函館間に臨時特急「道南さくらエクスプレス」を運行。4月27日~5月6日はC11形蒸気機関車が牽引する「SL函館大沼号」を、函館~森間に1日1往復運行する。

「ノースレインボーエクスプレス」車両で札幌~函館間を運行する臨時特急「道南さくらエクスプレス」

臨時特急「道南さくらエクスプレス」では、大きな窓と広く高い座席が特徴の「ノースレインボーエクスプレス」(指定席4両、自由席1両)を使用。下り列車は札幌駅8時4分発・函館駅12時12分着、上り列車はは函館駅14時44分発・札幌駅18時59分着。運行中、3号車のラウンジでコーヒーや弁当(事前予約制)、オリジナルグッズなどを販売するほか、車内にて映画上映も行う(上りは『マダガスカル3』、下りは『RAILWAYS』)。

C11形牽引「SL函館大沼号」は、函館~森間を1日1往復運行。レトロな制服を着用した客室乗務員と車掌が乗務し、旅情を盛り上げる。3号車のカフェカーでは、車内限定の弁当(森行の下り列車のみ)や飲み物、グッズなどの販売を行う。乗車特典として、上り・下りでデザインが異なる乗車証明書を、1人1枚ずつ車内でプレゼントする。

その他、函館発着で近郊の桜スポットを訪れる臨時バスも運行。約250種1万本の桜が咲き誇る松前町を訪れる「松前さくらバス」、幻想的にライトアップされた松前の夜桜を楽しむ「松前夜桜バス」、北斗市にある桜の名所「桜回廊」をめぐる「北斗さくらバス」の3種類で、運行期間は各バスで異なる。臨時列車とバスに関して、列車はJR北海道電話案内センター、バスはJR北海道ツインクルデスクにてそれぞれ問い合わせを受け付ける。