ダスキンはこのほど、関東・関西在住の主婦800人を対象に実施した「主婦のお掃除実態調査」の結果を発表した。
同調査は、1963年に掃除の会社として創業した同社が今年で50周年を迎えるにあたり、現代主婦のお掃除傾向を探るため実施したもの。実施時期は、2012年12月1日~2日。調査対象は、関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)および関西(大阪府、京都府、兵庫県)の夫と子ども(高校生以下)を持つ20代~40代の女性で、サンプル数は、800名(専業主婦400名、有職主婦400名)。
掃除は「理想はしっかりやりたいが、実際はできてない」もの
毎日掃除をする主婦は全体の3割程度。家事の中で掃除の優先順位はもっとも低く、「お掃除」を優先順位第1位としてあげた主婦はわずか1.4%だった。毎日すみずみまで掃除する「きちんと派」が理想だが、実際の「きちんと派」はわずか6.8%と、理想と現実の間には大きなギャップがあることがうかがえる。
主婦にとっての掃除はストレスフルな家事労働
掃除をやらなければいけない「義務」と感じている人が64.2%と大半を占める。主婦の半数以上が掃除に「ストレスを感じる」(56.2%)と答えており、「お掃除をする時間がない」「やっても感謝されない」などの声もあがった。
掃除のほかに優先することが増え、主婦は毎日忙しい
掃除の手抜きや省略をするのは、「疲れているとき」(65.2%)、「子供の用事で忙しいとき」(64.7%)、「他の家事が忙しいとき」(59.1%)と続く。手抜きをしても、得られるのは「解放感」(17.0%)ではなく、「後悔・不快感」(38.6%)となった。
「おそうじブルー」層は全体の4割に
今回の調査結果から、掃除を「義務」と捉えつつも「ストレス」を感じていると回答した「おそうじブルー」層の主婦は、全体の41.5%にものぼることが判明したという。同社では、「『おそうじブルー』層は、お掃除が『好きではなく』(62.4%)、『苦手』(69.3%)だが、『家族の健康のために』(82.5%)お掃除に励んでいる、健気な主婦たち」と分析している。