福島県会津若松駅と新潟駅を磐越西(ばんえつさい)線経由で結ぶ、臨時SL列車「SLばんえつ物語」号が4月6日から運行される。今回から7号車に、車両の先頭部の床付近から天井近くまで、ガラス張りのパノラマ展望室になっている「グリーン車」が新たに登場する。
停車駅は、新潟駅、新津駅、五泉駅、咲花駅、三川駅、津川駅、日出谷駅、野沢駅、山都駅、喜多方駅、塩川駅(上りのみ停車)、会津若松駅。1日1往復の運行で全車指定席。定員は366名。
蒸気機関車「C57 180」が、専用の12系座席車5両と展望車1両、グリーン車1両の計7両をけん引する。
今回新たに登場する「グリーン車」は、レトロ調大正ロマンをイメージした、黒と茶色を基調としたデザイン。グリーン券利用者専用のパノラマ展望室があるほか、座席は回転リクライニングシートを装備しているという。座席数は30席で、客室にゆとりを持たせる設計になっている。
牽引車両である「C57 180」は、終戦の翌年の1946年に製造。新潟県内の機関区で運用された後、1969年に廃車となったが、1999年に復活。現在に至るまで運行されている。
詳細はJR東日本新潟支社ホームページを参照のこと。