落語家・月亭方正が改名後初となる落語会『月亭方正 披露名の会』を7日、大阪・天満天神繁昌亭で開催した。

改名後初の落語会を行った月亭方正(右)と師匠の月亭八方

本番に先立ち、落語会でも一席を披露する師匠の月亭八方と会見を行った方正は「師匠と繁昌亭で落語をするのが夢でした。夢が叶いました!」と感無量の様子。方正は古典落語の「手水廻し」、「鼠穴」の二席を熱演したが、なかでも立川志の輔から指導を受けたという「鼠穴」は江戸落語の大ネタ。八方は「東京のネタですね。長いですけど、大丈夫ですかね(笑)。やると聞いて、私も客席に回って見てやろうと思ってます」と方正にプレッシャーをかけて笑わせていた。

今年1月に芸名を「山崎邦正」から「月亭方正」に一本化して以来、「いろんな落語会にお声がかかるようになった」という方正。「(落語家としての)夢はたくさんあります。最終目標は『武道館で落語をやること』。武道館に特に思い入れがあるわけではないですが(笑)。でも、こういう大きい夢を掲げてがんばってたら励みになるし、いろんなことができそうな気がするんです」とさらなる精進を誓っていた。

なお、同落語会は11日に東京・神保町花月でも開催。チケットはすでに完売の盛況ぶりを見せている。