女性であるあなたが男性に対して「この人、男としてありえないわー! 」と思う瞬間はいつですか。ありえないまではいかなくても、「何となく苦手かも……」と感じた経験がある人もいることでしょう。それは、無意識に相手が繰り返している口ぐせに隠されているかもしれませんよ。ということで今回は、恋人や結婚相手には選ばないほうがいい男性の口ぐせについて見ていきましょう。
「オレなんて……」
「なんて……」のあとに続くのは、必ずといっていいほど否定的な言葉。これが自分をおとしめて冗談に持って行くケースならクスッと笑えることもありますが、「オレなんて今日、仕事でミスをして、それから……」と続くようであれば、心にネガティブな塊を持っている証し。その後ろ向き度合いが強い時には、つき合った際、あなたが彼にうれしいことを報告したら、「お前はいいよな、オレなんて……」と一緒に喜んでくれないばかりか、自分の話に方向転換して愚痴のオンパレードになる可能性があります。一緒にいると暗い雰囲気になってしまうことが多くなりがちな言葉なのです。「オレはどうせ……」も類義語です。
頻繁に舌打ちをする
これを口ぐせとは思わない人もいるかもしれませんが、人に聞こえるような舌打ちをするのであれば、立派な口ぐせの一種。最初、舌打ちをすることに気づいた時は、「そういうくせを持った人なんだ」程度で済ませられますが、たびたび耳にするうち、こちらにも相手のイライラした空気が伝染し、悪影響を受けてイヤな気分になったり、こちら側が精神的に弱っている時は舌打ちを聞いて萎縮してしまう、なんてケースもあります。舌打ちは、その場の何かしらに不満がある場合に出るもの。それを舌打ち1つで済ませ、言葉で表現しないのは精神的未熟さの現れでもあるといえるでしょう。
「お金(時間)がないし」
だから自分にはできませんよ、という言い訳フレーズ。前もって宣言しておくことで自分を許してしまう、甘えた言葉とも言えます。社会人のみなさんならわかると思いますが、仕事は時間も予算も限られた中できっちりと仕上げるもの。それを前もって言い切ってしまうということは、お金も時間も工面する努力をしようとしない姿勢の現れです。デートでもあなたが「○○に行きたいな」と言っても、「お金(時間)がないし」と断言されてしまい、寂しい思いをするかもしれません。
この3つは聞き流してしまいがちですが、ジワジワとあなたの心に浸透し、次第に「この人といると何だか心が晴れやかになれない」という不安な気持ちになってしまう言葉。言葉は普段、その人が考えていることが言語化されますから、こういった口ぐせを持つ男性は要注意ですよ。
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。