ラトックシステムは7日、3Dでの映像出力に対応したHDMI分配器を発表した。1入力2出力の「REX-HDSP2A」と、1入力4出力の「REX-HDSP4A」の2モデルをラインナップする。いずれも3月下旬より順次出荷を開始する。標準価格は「REX-HDSP2A」が10,920円、「REX-HDSP4A」が16,800円。
PCやレコーダ、ゲーム機などから送られる1つのHDMI信号を分配して、複数のディスプレイに出力することができる。出力先に異なるスペックのディスプレイが接続されている場合、「自動判別モード」と「優先出力モード」の2つのモードから選択して動作させることができる。
モードの設定は本体背面のスイッチで行う。「自動判別モード」では、すべてのディスプレイが対応している解像度と音声フォーマットを選択し、「優先出力モード」では、"OUT1"に接続したディスプレイのスペックに合わせて、解像度と音声フォーマットを選択する。
5台以上のディスプレイを接続する場合、分配器をカスケード接続することによって実現可能で、「REX-HDSP」シリーズでは3段までのカスケード接続に対応し、最大64台のディスプレイを接続できる。
出力以外の主な仕様はほぼ共通で、インタフェースはHDMI 1.4a、対応解像度は、1,920×1,080p、1,920×1,080i、1,280×720p、640×480p。HDCP1.3準拠のHDCPに対応する。電源はACアダプタ。
本体サイズと重量は、「REX-HDSP2A」が約W125×D70×H26mm/約165g、「REX-HDSP4A」が約W183×D70×H26mm/約230g。