電机本舗は、SSDの性能劣化と回復を検証するためのサポートソフトとして、SSDの性能を意図的に劣化させる「スペース・デデフラグ」の無料配布を開始した。
一般的にSSDは、長く使っていると、またはトータルの読み書き量が多くなってくると、初期状態と比べてパフォーマンスが落ちていく。スペース・デデフラグは、この状態を意図的に作り出すソフト。SSDの空き領域を可能な限り分断し、「SSDのコンディションを最悪にする」としている。
スペース・デデフラグは、同社のSSD最適化/高速化ソフト「SSD対応MyDefragブースター」、および大容量メモリキャッシュでSSDを高速化する「プチフリバスター」の高速化検証ツールとして開発されている。
同社が行った検証の一例によると、スペース・デデフラグを適用したSSDは大幅に性能が落ちているが、SSD対応MyDefragブースターで最適化を行うと、SSDを初期化した直後とほぼ同等の性能に復帰している。
なお、スペース・デデフラグを実行するとSSDに相応の負荷を与え、寿命を縮める可能性があるため、使用には十分注意されたい。