子どもを授かり、晴れて"お父さん"と"お母さん"になった夫婦。家族のカタチが変わったことで、お互いへの気持ちはどのように変化するのだろうか。マイナビニュース会員のうち、子どもがいる、もしくは現在妻が妊娠中という既婚男性147名に、子どもによって妻に対する愛情が変化したかどうかを教えてもらった。
「子供ができてから、妻に対する愛情は変わりましたか? 」という問いに、「変わらない」と答えた男性は60.5%、「変わった」は19.7%、「その他」も19.7%だった。それぞれの理由を聞いた。
>>女性編も見る■「変わらない」という意見
・「子供はかわいいと思うけど、奥さんが一番好き」(31歳男性/金融・証券/営業職)
職)
・「子供の世話をしてくれているので愛情は一層増したと思う」(31歳男性/情報・IT/営業職)
・「生活を共にするパートナーとして選んだので、子を育てるのも生活の一部」(38歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/クリエイティブ職)
・「特に変化は感じられないから」(43歳男性/電力・ガス・石油/営業職)
■「変わった」という意見
・「妻から母親になった」(58歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「子供ができたので、夫婦愛に家族愛が加わった」(28歳男性/医療・福祉/専門職)
・「大したもんだと感心することが多くなった」(30歳男性/その他/技術職)
・「自分の血のつながった子を守ってくれていると感じるから」(27歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■変化する妻への戸惑いも
・「イライラしていることが増えました」(30歳男性/食品・飲料/営業職)
・「妻が女でなくなった」(43歳男性/自動車関連/技術職)
・「色気がない」(48歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
■男性が変わってしまった場合
・「ときめきがなくなってしまったから」(28歳男性/建設・土木/技術職)
・「子供中心の生活に変わった」(50歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「妻より子供に気が行く」(56歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
■総評
「変わらない」の方が「変わった」を大きく上回り、男性は"子どもの誕生"という要因では妻に対する愛情は極端には変化しない、ということが分かった。
「変わらない」でよく見られた意見は、「基本的には何も変わりない」というドライなもの。子どもが誕生したことと、夫婦の関係とは切り離して考える男性が多いようだ。また「愛情は減らない」「愛する対象が増えた」というステキな声も。「変わった」という意見の中にも、"母"となった妻への愛を再確認している男性も少なくなかった。いずれにせよ、子どもを世話する妻に対して、男性は以前と変わらぬ愛情で、温かく見守っている人が大半なようだ。
「変わった」という回答の中には、妻が変わってしまったことから戸惑いを隠せない男性がいた。妻が子ども中心で完全に"女"を捨て、色気がなくなったと嘆く意見、育児疲れからイライラしていることが増えたと悲しむ意見など、自分ではなく妻が変化したことによって、愛情も変化してしまったようだ。
同様のアンケートを女性に行ったところ、「変わった」が41.5%と男性より多い結果となった。その理由として、「夫が気持ち悪い」「夫に興味がなくなった」という意見もあり、夫は変わらないつもりでも妻のほうで大きな変化が起きているケースが少なくないということだろう。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年12月11日~2012年12月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性147名
調査方法: インターネットログイン式アンケート