テレビ視聴録画ソフトが一新され見やすさアップ
春モデルで一番大きな変化といえるのがTV機能だ。従来はTV視聴録画ソフトとして「Qosmio AV Center」が搭載されていたが、同社の液晶テレビ「レグザ」のノウハウを活かした「dynabook TV Center」へと一新。
番組表も、縦軸がチャンネル、横軸が時間という表示から、新聞のテレビ欄と同じ縦軸が時間、横軸がチャンネルという表示に変更。1画面で7局分の番組表を閲覧できるうえ、マウスやキーボードで高速にスクロールが可能と目的の番組を探しやすくなった。
このほか、レグザの色調を決めているエンジニア「レグザマイスター」による色調整が行われているという。実際にTV番組を映してみるとコントラストや色合いも自然で非常に見やすく感じた。コントラストを強くして、パッと見の印象だけを強める色調整が行われているTVや液晶もあるだけに、うれしいポイントだ。
録画機能も強化されている。録画モードがDR(24Mbps)からAE(1.2Mbps)まで6段階となり(従来は5段階)、BSデジタルなら最大20倍録画、地上デジタルで最大14倍録画と、さらなる長時間録画に対応可能となった。テレビ王国のiEPG機能を利用し、インターネット経由で外出先から録画予約ができる機能も追加されている。
録画した番組の再生にも幅が広がった。DLNAサーバー機能が新たに搭載され、同社のRAGZA Tabletやほかのdynabookでの再生やダビングをサポート。ただし、再生やダビングを行う専用ソフトの対応機種が限られているので注意したい。なお、筆者が試したところ、PS3でも録画番組が再生可能だった。
また、編集機能も追加され、録画した番組にチャプターを作成することで不要な部分をカットしてDVDやブルーレイにダビングが可能となっている。
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