シャープは6日、サムスン電子との資本提携を正式発表した。日本サムスンが約104億円を出資し、総発行株式で3.04%分の新株式が割り当てられる。
シャープが新発行する株式数は3,580万4,000株。発行価額は1株につき290円となっており、その全てを日本サムスンが取得。これによりシャープは、103億8,316万円(約104億円)の資金を調達する。
シャープでは、この資本提携により「協業関係をさらに強化し、大型テレビ向け液晶パネルやノートPCなどのモバイル機器向けの中小型液晶パネルを、長期的・安定的に供給する」としている。
資金の使途としては、「液晶ディスプレイの高精細化のための新規技術導入」に69億円、「タブレット端末や高精細ノートPCといったモバイル機器関連の液晶製造設備の合理化に係る投資等」に32億3,400万円と案内されている。