JR東日本は5日、東京駅の一部で提供している公衆無線LANサービスを拡充し、4月以降に順次駅構内全体に広げることを発表した。

ICTの活用により利便性の大幅な向上が期待される東京駅

同社は2012年10月に策定した「グループ経営構想」にて、ICTを活用したサービス品質の向上を掲げており、その一環として、東京駅にてICTを積極的に活用していく。

また、現在は駅改札付近に設置している異常時案内用ディスプレイに表示される列車遅延や振替輸送、新幹線の発車情報などの鉄道関連情報を、スマートフォンやエリアワンセグ放送でも受け取れるようにする。スマートフォンへの配信は、「山手線エキナカネット」アプリを通して行うとのこと。

なお、エリアワンセグの受信にはワンセグ対応の携帯端末が必要。37CHにて、京葉線エリアおよびグランスタエリアで放送予定。ただし、12月までは試行期間とする。

同社ではこれらの情報提供サービスの開始に向けて、最新のIP技術を用いた駅構内共通ネットワークの構築に取り組むとしている。