ポルシェ ジャパンはこのほど、ジュネーブモーターショーでワールドプレミアを果たした新型「911 GT3」の予約受注を12日より開始すると発表した。同車は0-100km/h加速が3.5秒で、200km/hには12秒以内で到達するという。
ジュネーブモーターショーで発表されたのは、タイプ991をベースとした新型の「911GT3」。3.8リットルの水平対向6気筒エンジンは、自然吸気ながら475PSを発揮し、パワーウェイトレシオはわずか3.0kg/hpとなっている。0-100km/h加速は3.5秒で、最高速度は315km/hに達する。世界のスポーツカーのパフォーマンスを示す指標となっているニュルブルクリンク北コースのラップタイムは7分30秒以内。
同車にはポルシェの市販車として初めてアクティブリアホイールステアリング、フルLEDとなったヘッドライトを採用している。同社では、モータースポーツで活躍するために必要なすべての条件を満たすだけでなく、向上したドライピンクダイナミクスと、洗練された実用性をあわせ持つとしている。
トランスミッションはこれまでの歴代「911 GT3」が一貫してマニュアルトランスミッションであったのに対して、7速PDKが採用された。これはGT3専用に開発されたものだという。電子制御リアディファレンシャル、ダイナミックエンジンマウント、新開発のオールアルミニウム製サスペンションなどの新しいメカニズムも採用し、20インチの鍛造アルミホイールはセンターロックシステムとなった。価格は1,859万円と発表されている。