ロームは4日、Intelが開発するタブレット向け次世代Atomプロセッサ(開発コード名:Bay Trail)を用いたシステムに向けた、専用のパワーマネジメントICの開発を表明した。

「Bay Trail」は現在、タブレットPCなどに搭載されている「Clover Trail」の次の世代のAtomプロセッサ。プロセスはAtomとしてはじめて22nmプロセスを採用し、クアッドコアでClover Trailの2倍の処理性能と、24時間のバッテリ駆動と数週間のスタンバイ時間という低消費電力が特長のSoCだ。

ロームはこれまでにも、アナログ回路技術をベースに各種のパワーマネジメントICを提供してきたが、今回開発を表明したパワーマネジメントICもIntelとの共同開発によって実現できたという。さらにロームは「Bay Trail」と、電力変換効率に優れた同社のパワーマネジメントソリューションと組み合わせることで、消費電力を大幅に削減できるとしている。

Intelは、2013年1月にアメリカ・ラスベガスで開催した「2013 International CES(CES 2013)」において、2013年後半に「Bay Trail」を出荷すると発表している。