マドンナのバックダンサーなども務め、"若き天才"とも評される世界的ダンサー・TAKAHIROが、13日から公開された資生堂の美白ブランド「HAKU」のWEBムービーで振り付けを担当し、自らも出演した。
2005年の発売以来、改良を重ね続けてきた「HAKU」は、5代目となる美白美容液の新製品「HAKU メラノフォーカスCR」で、シミやソバカスのもとになる肌の奥のメラニン「アンダーメラニン」の生成を抑える効果を実現した。そのプロモーションの一環として制作された今回のWEBムービーは、2012年から同ブランドのイメージキャラクターを務める女優・霧島れいかが「HAKU」を演じ、黒いコスチュームに身を包んだダンサーたちとの因縁の対決を描き出した。
純白の世界で優雅に踊る霧島れいかと、白衣装のダンサーたち。HAKUの化身である彼女たちは、真っ黒なメラニンの化身と戦い、次々に白の世界へと包み込んでいく。すると突然、周囲は漆黒の闇に覆われる。肌の奥の世界を支配するアンダーメラニンは、人間離れした動きと悪魔のような瞳で、メラニンよりも強烈に霧島に襲いかかるものの、霧島の優しいまなざしで跡形もなく姿を消す。
「資生堂の広告映像でストリートダンス系が流れるのは極めてまれな事」と語るTAKAHIRO。それでも、彼がストリートダンスを取り入れたのは、「洗練されたクラシックなイメージのHAKU」と対照的な"異物"としてメラニンを印象づけるため。各ダンサーの動きには細かい部分まで意味付けがされており、メラニンには"やんちゃな力強さ"、アンダーメラニンには"怨念じみた力強さ"といった感じに、同系統の役柄の中にもニュアンスの違いを吹き込んだ。彼の具現化されたイメージは、19台のカメラに収められた。
中でもアンダーメラニンの振り付けには、TAKAHIROの魅力が凝縮されている。アンダーメラニンが水面から逆再生のように起き上がるシーンは、スコーピオンと呼ばれるダンスの一種で、肌の奥底から生まれてくるイメージを表現。また、TAKAHIROが「誰も遭遇したことのないような、想像を超えた生き物を表現したかった」と語っていたとおり、両手で襟をつかみながら首を左右に動かすダンスなど、視覚的にインパクトのあるシーンも撮影された。HAKUスペシャルムービー「HAKU vs KURO」篇は、HAKUのWEBサイトまで。