人も歩けばコンビニにあたる、といってもいいくらい日本にはコンビニエンスストアがたくさんあります。日本のコンビニについてどう思うか、母国のコンビニは日本と比べてどうなのか、日本に住む外国人20人に聞いてみました!
24時間営業
■すごく便利です。母国には24時間の店がないから結構不便です(スペイン/男性/30代前半)
■感謝したいほど便利。母国はコンビニがない。夜12時や1時過ぎで全てのお店が閉まります(イラン/女性/20代後半)
コンビニと言えば24時間営業ですが、昔は違いました。セブンイレブンの名前の由来も、午前7時から午後11時までの営業だったからですが、今となっては考えられません!
豊富な品ぞろえ
■商品が充実していて食べ物も普通においしい、店内が広い。母国は狭く食べ物は高くておいしくないので、必要ないなら買わない(シンガポール/男性/20代後半)
生活雑貨や食品、靴下やネクタイ、ペットのエサまで、取りあえずコンビニでまかなえます。お弁当やパン類の種類も多く、味の工夫もされています。それに慣れてしまうと、海外のコンビニはざっくりしていると感じるかもしれませんね。
サービスが充実
■とても便利! クレジットカードの支払い、野球チケットの予約、何でもできます。母国にコンビニはありません(ロシア/女性/20代前半)
■コンビニは便利ですが値段が高い。イギリスより日本の方が便利。郵送、食べ物、銀行などいろんなことができる。イギリスはもっとシンプル(イギリス/男性/40代前半)
買い物以外にも、便利なサービスがたくさんあるコンビニ。ひとつの店でいろんなことが済ませられるというのは、日本の生活に不慣れな外国人のみなさんにとっては、さぞかし心強いことでしょう。
価格が気になる
■どこにでもあって便利だが、値段が高い。母国は店舗の数は日本ほどないが便利。だけど、やはり値段が高い(ラオス/女性/20代後半)
たしかにスーパーなどと比べるとあまり値引きされておらず割高ですが、利便性にお金を払っていると思えば納得できそうです。
無駄が多い
■便利だけどありすぎ。24時間営業の必要がない。母国はサービスが少ない(デンマーク/女性/50代前半)
■24時間営業中というのは一番ありがたいところですが、節電的には無駄が多すぎるかもしれません。イタリアにはコンビニはないと思います(イタリア/男性/30代前半)
台湾へ行った時、コンビニがほとんど等間隔のようにあって驚きました。アジアに比べると、ヨーロッパはコンビニがそれほどありません。24時間・年中無休という営業形態は、法律や宗教上からも根付きにくいようです。日本のコンビニに対して、そんなに営業しなくてもいいんじゃないの? と感じるのも何となくうなずけます。
治安の関係
■バリエーションに富んでおり、どんどんスーパーに近いものになってきています。フランスではコンビニというコンセプトはなく、食料品店は朝方まで開いているものはありますが、24時間というのはほとんどないです。店員が襲われるリスクが増えるので(フランス/女性/20代後半)
治安が良いと言われている日本でも、深夜の時間帯は強盗の被害にあうことがあります。日本でのコンビニの深夜営業については、強盗などの治安悪化の懸念と、防犯拠点として治安向上へつながる、と見解が分かれていますね。
結婚問題
■なんでもある。本当に便利。だから日本人はひとりで生きていけます。結婚もしなくなると思う。母国は種類が少ない(マリ/男性/30代前半)
コンビニが日本人の晩婚化を助長している!?
われわれの生活において身近なコンビニ。外国人のみなさんは、それぞれの視点からいろんなことを感じているのですね。