Twitter傘下のTweetDeckは3月4日 (現地時間)、公式Twitterクライアント「TweetDeck」のAIR版、Android版、iPhone版の提供と、Facebook統合のサポートを終了させる計画を明らかにした。Webアプリ版/Chromeアプリ版、パソコン版(Windows、Mac)の提供は継続する。
AIR版、Android版、iPhone版は5月上旬にアプリストアから削除され、それから間もなくサービス終了となって使用できなくなる。
TweetDeckのモバイルアプリの打ち切りは、Twitterアプリへのシフトではなく、TwitterアプリとTweetDeckの役割を明確にするものだと強調している。近年TweetDeckは主にパソコンで使われ、モバイルデバイスではTwitterアプリという傾向が強まっているという。これはTwitterがモバイルデバイス用Twitterアプリの機能強化を推進し、一方でTweetDeckがWebアプリ版/Chromeアプリ版の高速化と機能拡充を進めてきた結果である。TweetDeckの開発チームは過去6カ月で倍の規模に拡大し、現在Webアプリ版/Chromeアプリ版のTweetDeckは毎週のようにアップデートが行われている。パワーユーザーの期待に応える機能をWebアプリ版/Chromeアプリ版ですばやく実現するのが今日のTweetDeckの特徴であり、そのスピードを活かすために、Webアプリ版/Chromeアプリ版を中心に製品を絞り込む。
「Webアプリ版/Chromeアプリ版のTweetDeckは最上の体験を提供でき、ユーザーはこれらに新機能が真っ先に追加されると期待する。それらは、すぐにMac版やPC版へと広がっていく」(TweetDeck)
なおAIR版、Android版、iPhone版のTweetDeckは、提供終了に向けたプロセスが今月に始まるTwitter API 1.0を用いている。そのため5月の提供終了までの間についても、使用に不具合が生じる可能性があるという。