ゲッティ イメージズ ジャパンは、紛争地域で亡くなったジャーナリストの命の尊厳を守り、正義を求める新たな活動として、「A Day Without News?」キャンペーンが開始されたと発表した。本キャンペーンでは、同社米国本社のヴァイスプレジデントであるAidan Sullivanがリーダーを務める。
「A Day Without News?」は、メディアおよびフォトジャーナリズム関係のグループが協力して実施するもので、従軍記者やフォトジャーナリストが果たしている重要な役割と、紛争地帯の報道で直面する危険について認知を高めてゆくことを目的としている。本活動ではこのほか、ジャーナリストが攻撃のターゲットとなることを防ぎ、告発を裏付ける捜査や証拠収集が行われるよう、制度および法律上のアジェンダが策定されることも目指しているという。
また同キャンペーンでは、亡くなった戦場ジャーナリストたちへ追悼の意を表すために、特設ソーシャルメディアサイトを設立。同サイトではリンクを共有し、サポーターリストに名前を残すことで、亡くなった戦場ジャーナリストへの支持が表明できるようになっている。
キャンペーンの設立者であり、ゲッティ イメージズのヴァイスプレジデント・Aidan Sullivanは、これらの活動に関して以下のようにコメントしている。「世界中の紛争地帯から事実を報告しようとする人たちが意図的に排除され、標的にされ殺害されています。彼らの死に責任を負うべき人物が罰せられず、見過ごされることは、受け入れがたいことです。 証人となるジャーナリストがいなければ、紛争中に行われる非道行為は見過ごされてしまうわけですが、その彼らの死に対する正義がなされないことも、同様に残虐な行為だと言えるのではないでしょうか。」