東急電鉄は東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始を記念し、1日より東横線渋谷駅にオリジナルベルメロディを導入した。

85年の歴史に幕を下ろす東急東横線渋谷駅(地上駅)

オリジナルメロディは、音楽界屈指の鉄道ファンとして知られ、これまで鉄道の発車メロディや車内BGMの制作などを手掛けたこともある音楽家の向谷実氏が作曲を担当。東急東横線渋谷駅では、1~15日の期間、列車の到着を待つ終着駅のプラットホームをイメージした曲「Final approach」を放送する。地下化にともない、85年の歴史に幕を降ろす同駅地上プラットホームへの敬意の念を、さりげない鐘の音で表現している。

新しい東横線渋谷駅(地下5階、現在の副都心線ホーム)になる16日以降は、同駅から代官山への上り勾配区間に向けて列車が出発する情景をイメージした「Departing from New Shibuya Terminal」に曲を変更して放送する。

東急電鉄ではこれを皮切りに、「新・渋谷ターミナル、はじまる。」のスローガンの下、渋谷を盛り上げるための取組みを東急グループ各社で進めていくとしている。