東芝ライテックは3月1日、電球色相当で、白熱電球80形相当の明るさのLED電球「一般電球形12.4W」(LDA12L-G)を発表した。発売は4月下旬。希望小売価格は7,875円となっている。
東芝ライテックのLED電球の一般電球形ではこれまで、「一般電球形10.6W」が最も明るかった。「一般電球形10.6W」の電球色モデルは全光束810lm(ルーメン)で、白熱電球60形相当の明るさ。LED電球の明るさの限界を決めている大きな要因は、熱だ。
同社の従来の電球色のLED電球では、LEDと蛍光体を組み合わせたモジュールを使用することで電球色を出していた。そのため、LEDをより明るく点灯するために大きな電流を流すと、LED自体の発熱に加えて、蛍光体の発熱がチップに悪影響を及ぼすこととなってしまっていた。
一般電球形12.4Wでは、蛍光体をグローブに混ぜることで、発熱源であるLEDと蛍光体を分離する「ヒート・セパレート方式」を新採用。従来より取り入れられている「トリプルアーチ放熱板」との組み合わせで、より多くの電流を流すことが可能となっており、1,160lm、白熱電球80形相当の明るさを実現している。
また、東芝ライテックでは、ミニクリプトン球互換でE17口金タイプのLED電球「LED電球ミニクリプトン形5.2W 光が広がるタイプ」も同時発表している。ラインナップは、昼白色の「LDA5N-G-E17/S」と電球色の「LDA5L-G-E17/S」の2製品。3月21日より発売を開始する。希望小売価格は4,830円だ。
「波紋形プリズムカバー」と「導光レンズ」を採用することで、いずれも電球形蛍光灯よりも広い配光角300度を実現。全光束は、LDA5L-G-E17/Sが360lmでミニクリプトン球25形相当、LDA5N-G-E17/Sが500lmでミニクリプトン球40形相当となっている。