アメリカのヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダーであり、ジム・ジャームッシュ監督の映画『ゴースト・ドッグ』(1999年)で出演&音楽を担当し、映画デビューを果たしたRZAの初監督作品『アイアン・フィスト』が日本で公開されることが決定した。
同作は、幼い頃から中国の武侠映画や日本の時代劇に惹かれていたというRZA監督のカンフー映画に対する想いと構想を形にしたもの。RZAが映画『キル・ビル』や『ジャンゴ 繋がれざる者』などの音楽を担当した縁でクエンティン・タランティーノが全面サポートしており、RZAをはじめ、ラッセル・クロウ、ルーシー・リュー、リック・ユーン、ジェイミー・チャン、カン・リー、デビッド・バウティスタ、バイロン・マン、ダニエル・ウー、パム・グリアらが出演。脚本は『キャビン・フィーバー』(2002年)、『ホステル』(2005年)のイーライ・ロスが担当する。
19世紀、中国の"ジャングル・ヴィレッジ"。様々な部族の争いが日々巻き起り生気を失った街の中心にある、娼館"ピンク・ブロッサム"は唯一争いの起こらない特別な場所だった。ある日、後継者問題で起きた族長暗殺によりライオン族は内部紛争が起き、その抗争が他の部族を巻き込んだ大きな抗争となっていく。ピンク・ブロッサムを舞台に魂をかけた闘いが今、はじまる。
映画『アイアン・フィスト』は、8月より、渋谷シネクイントほか全国公開。