熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【知りたがり!】→【知り】と略表記します
●「吉幾三、心臓疾患で緊急手術」【ミヤネ】
冒頭、「かなり急ですね。元気で陽気な吉さんのイメージなので……」と驚く宮根誠司。20日に検査を受けたところ、疾患が見つかり、緊急手術に至ったという。ただ、手術は30分程度で無事終わり、快方に向かっているとのこと。井上公造が「胸を開いた手術ではなく、カテーテル手術では? 渡辺徹さん、ドン小西さんらも復帰が早かった」と予想したが、実際今週末に生放送の歌番組かイベントに出演予定らしい。
元気そうに見える吉だが、実は過去に潰瘍性大腸炎、結腸憩室炎、肺炎を患うなど大病続きで決して健康とは言えない。それを知ってか宮根は「サービス精神旺盛なので、勢いで飲んでしまうのでは?」と妙なフォローを入れていた。
●「毎年恒例のたけし暴走! お約束の『東京スポーツ映画大賞』」【スッキリ】
審査委員長のビートたけしが「これが一番の映画賞。一番ダメなのはアカデミー賞。あれはオレの映画をノミネートすらしないから」とバッサリ切り落とす。そして、当然のごとく作品賞は『アウトレイジ ビヨンド』を選ぶと、すかさず加藤浩次が「いつも自分の映画選ぶんだよね」とツッコミを入れる。
ただ、目玉は並行して行われる『ビートたけしのエンターテインメント賞』の顔ぶれ。日本芸能賞にキンタロー。、ももいろクローバーZ、ゴールデンボンバー。話題賞に壇蜜。カムバック賞に鉄拳など、例年オイシイとこ総取りなのだ。
キンタローが前田敦子のモノマネでコマネチ。壇蜜に「職業は何なの?」と尋ねて「エッチなお姉さんです」。対面したゴールデンボンバーが「バンドやっててよかった!」と喜ぶと「バンドやってねえじゃねえか!」と一喝するなど、たけし節全開! 毎年この日が一番楽しそうに見えるのは気のせいか。ただ、田村淳は「どうしようもないけどおもしろい。不思議な感覚」と当たりさわりないコメント。自分の専門分野ほどしゃべらず逃げている。
●「あっちゃんショック……。“世界デビュー”おあずけ」【ミヤネ】
前田敦子が出演し、今秋公開予定だった日中合作映画『一九○五』が製作中止になったという。理由は、尖閣問題をめぐる日中関係悪化からクランクインが延期になり、製作会社の資金繰りが悪化したから。
前田にとっては、世界的スターのトニー・レオンとの共演、アジア各国での公開、そして、AKB卒業直後に決まった映画だけに、悔しさはひとしおだろう。さらに皮肉なのは、中止が明らかになったこの日は、『アカデミー賞』授賞式があり、前田はWOWOWの生中継番組に出演していたこと。1歳年上女優の受賞に刺激を受けたり、「『レ・ミゼラブル』を4度も見た」と明かしたり、映画への思いを語っていたのだ。
ここで気になるのは不吉な噂。これまで前田が出演するドラマや映画の数字がふるわないことから、「前田の呪い」なんて心ない声があるのだ。ともあれ4月スタートの連ドラ出演が決まっているだけにそこが勝負。いや、キンタロー。との共演もそろそろ見たい。
●「尾崎豊、伝説の東京ドームライブを大公開!」【スッキリ】
1992年4月、26歳の若さでこの世を去った尾崎。それから20年が過ぎた今、たった1度きりの東京ドームライブを収めたノーカット完全版DVDが発売されるという。
1988年9月に行われたこのライブは、尾崎が覚せい剤取締法違反で逮捕されたあとに、再起を期してのもの。リハーサル中、緊張をやわらげようと、笑顔でリラックスする尾崎。ライブがはじまり、5万6000人のファンが地鳴りのような声援を放つ。尾崎が『卒業』を歌いながらピアノの上に寝そべる。床に突っ伏して『十七歳の地図』を歌う。そして最後のひと言は「またどこかで会おうね」だった。とにかくドキュメンタリーチックな映像満載だ。
加藤浩次が「学生時代から聴いてて、警備のバイトしてたときもいつも聴いてました」と語ると、テリー伊藤も「もし尾崎が生きていたら、どんな人生でどんな曲かな」と思いをはせる。しかし、香山リカが「若い子が『カラオケでお父さんが歌うと引く』と言っていた」とオジさんたちの目を覚まさせた。加藤は「オレ、嫌なお父さんの部類だな」と苦笑い。
●「尾上菊之助の結婚式に密着。ただ、主役は誰なのか!?」【スッキリ】
結婚式場の神田明神には、報道陣150人に加え、ファン500人の見物客が訪れ、お神輿が出るなどお祭り状態。「何やってもいいって感じだよね。一足早く春が来た!」とテリー伊藤もうれしそう。
その後の記者会見では、幸せいっぱいの新郎新婦にリポーターたちが襲いかかる。リポーターが「“○○”婚だと思いますか?」としつこく聞くが、瓔子さんは一般人のため、コメントが出ない。菊之助が無理矢理「“最高におめでたい”婚」と答えてフォローしたが、そもそもこれって記者が決めることだろう。
続いて、瓔子さんは指輪を披露したが、手の角度や仕草がぎこちなく、よく見えない……。そんな姿を見た加藤浩次は「恥じらってうつむいている感じが和服に合ってていい」とナイスフォロー。テリーも「いい奥さんになるんじゃないですか」と同調する。
それより気になったのは、菊之助の隣にいた姉・寺島しのぶの夫。フランス人が紋付き姿で立っているだけで違和感アリアリだ。さらに、「史上初のハーフ歌舞伎役者か?」と言われている息子・眞秀ちゃんの初披露もあって、完全に新郎新婦を食ってしまっていた。
●「仲里依紗が見事な“オジさんころがし”を披露」【PON!】
保険CMの発表会で、夫婦役を演じた仲里依紗とピース又吉直樹が登場。司会者から「もしも又吉さんが本当の旦那さんだったら?」と聞かれた仲は、「う~ん……、(CMタイトル)“万万万が一”の質問ですよね? 想像がつかない」と回答拒否。「僕、フラれたってこと?」と又吉をガッカリさせる。
その後、好きなタイプを聞かれた仲は、「お父さんみたいな人」と即答しつつ、「スティーブン・セガールに似てるんですよ。長崎出身なんですけど」と質問者を手玉に取る。
さらに、スタジオのビビる大木に向けて、「大木さんがMCの日が好きでよく見ます」と好意を示しながらも、メッセージを求められると「いや、特に」と拒否。つくづく芸人ころがし、いや、オヤジころがしが上手な女優だ。浅野忠信の次は、どのオヤジが落ちるのか?!
●「『男前ブサイクランキング』発表。井上vs山里の緊急アンケート」【スッキリ】
恒例の吉本芸人イベントが今年も開催。男前1位はピース・綾部祐二、ブサイク1位はNONSTYLE・井上裕介がともに2連覇を果たした。
「ぶっちぎりで3000票以上集めた。みんな時間を割いて票を入れるほど、僕のことが大好き」と受賞コメントを語る井上。これを聞いた加藤浩次が「最近ランキングの意味が変わってきている」と話すと、天の声(山里亮太)が「初代王者のほんこんさんが『オレらはブサイクであって、嫌われ者じゃない』と言っていた」と解説する。
それなら山里も近い気がするが……と思っていたら、番組は渋谷の女性に「つき合うなら山里と井上のどっち?」と緊急アンケートを敢行。しかし、女性たちの答えは「どっちも無理」ばかり。「『選べ』って言ってるのにマジか!? スコアレスドローなんて……」と加藤もあぜん。天の声は「『100万円くれるなら』とかの条件つき以外は『どっちも無理』だった」と本気で落ち込んでいた。
●「市川猿翁との離婚、香川照之の子育て…浜木綿子が語る」【とくダネ】
芸能生活60周年を迎えた浜に独占インタビュー。元夫・猿翁との出会いを「近所に引っ越してきたり、舞台の草履で駆けつけて飛行機に乗って帰る(ような情熱的な)人でした」と語る。また、離婚後女手一つで香川を育てたことについて、「再婚したい人もいたけど、帰って照之の顔を見たらできなかった。『この子の父親はあの人(猿翁)しかいない』と思った」とホンネを漏らす。さらに、息子の演技を「カメレオンのように変わってスゴイ。どこかユーモアがあって好き」と笑う表情が何とも穏やかだ。
その後、香川の歌舞伎デビューがきっかけで、46年ぶりに顔を合わせた親子の3ショットを公開。誕生日のお祝いをもらったことも明かした。
インタビュアーの武藤まき子は、「(浜は)男親のつもりで香川さんを育ててきた」「でも、いまだに(猿翁からもらった)ラブレターを持っている」と裏話を披露。小倉智昭も「息子を東大へ行かせて、役者に育てて、歌舞伎の世界へ送り出すなんて……」とうなっていた。
●「結婚間近が一転……西川貴教と菜々緒が破局!」【ミヤネ】
冒頭、「年齢18歳、身長11cm差のカップルが、3年目の破局!」と大げさにあおる。今年正月に仲よくラスベガス旅行をしていたはずだが……。報道によると、これまでも多忙によるすれちがいでケンカを繰り返してきたが、今回は菜々緒から別れを切り出したという。
芸能リポーター・城下は、「関係者の話では、ケンカはしょっちゅうしていたようで、破局は本当」と断言。「僕はこんな若くて美人とつき合えたら、絶対ケンカなんてしない!」と熱弁する宮根の姿がせつない。
●「48歳の堤真一、“ひなまつり婚”。相手女性は?」【とくダネ】
30代前半の会社員と交際5年。“深津絵理に似ていて、北川景子の華やかさもある女性”という。番組は2008年時のインタビューを映し、当時から堤の結婚願望が強かったことに注目。さらに2年前、香川照之が“堤を家庭持ちにする会”の委員長になり、婚活をはじめたことも明かした。
かつて鈴木京香との結婚が噂され、昨年も蒼井優とのデート報道があったが、48歳でついにゴールイン。小倉智昭もうれしそうに「大好きな役者。『ピュア』のカメラマン役や、『やまとなでしこ』の魚屋役はよかったな」と熱くエールを送った。
週末に飛び込んできた堤真一の結婚報道。相手は阿部寛や織田裕二ら、同世代の晩婚俳優と同じ一般女性だった。これは「結婚を商売にしたい」バラエティタレントとは正反対のベクトル。芸能人との結婚や、結婚生活の公開は、さまざまな役柄を演じる俳優業の足かせになりかねないから、当然なのかもしれない。
ということは、福山雅治、竹野内豊、佐々木蔵之介ら、残る40代の独身大物も……みなさんにチャンスがあるかもしれない。ちなみに、前述の西川貴教も40代。同業者との恋愛と破局を繰り返しているだけに、そろそろ一般人にシフトか。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。