キャンペーン期間中は、利用開始から30分まで無料

エヌ・ティ・ティ・ドコモは3月16日より、宮城県仙台市のコミュニティサイクル事業「DATE BIKE(ダテバイク)」の運営事業者として、ポートと自転車を仙台市内中心部に配備し、提供を開始する。

自転車本体でシステム管理

同事業は、同社が新たに開発した次世代サイクルシェアリングシステムを採用。従来までは、通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸し出し停止や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)はサイクルポートが持っていたが、今回は直接自転車本体に搭載している。

これにより、自転車本体のみで、自転車の貸し出し・返却管理や施錠管理を完結させることができるため、従来必要だった機能的なサイクルポートが不要となる。システムの簡素化により、導入コストも大きく削減できるという。

利用するには、携帯電話からの会員登録が必要。利用料金は、基本プランと1日パスの2つのプランを用意している。基本プランは、利用開始から60分までは100円、60分超過後は30分ごとに100円の延長料金がかかる。1日パスは、1日1,000円で乗り放題となる。3月16日から4月15日までは、利用開始から30分までが無料となるキャンペーンを実施する。

「DATE BIKE」のサービス提供エリア

同社は今回のサービスの導入で、仙台市中心市街地の活性化を図る一方、事業で得た収益の一部を、東日本大震災復興支援として被災者に還元する。具体的には、東日本大震災による仮設住宅居住者への無料利用サービス(利用開始から60分まで)と、売り上げの一部(3~5%の範囲)を復興支援に充当するという。