シャープは2月27日、プラズマクラスターエアコン「SX」シリーズを発表した。ラインナップは、「AY-C71SX」(23畳用)、「AY-C63SX」(20畳用)、「AY-C56SX」(18畳用)、「AY-C40SX」(14畳用)、「AY-C36SX」(12畳用)、「AY-C28SX」(10畳用)「AY-C25SX」(8畳用)、「AY-C22SX」(6畳用)の8製品。23畳用~14畳用は3月11日発売で、12畳用~6畳用は3月18日発売。

価格はオープンで、推定市場価格は、AY-C71SXが330,000円前後、AY-C63SXが310,000円前後、AY-C56SXが280,000円前後、AY-C40SXが260,000円前後、AY-C36SXが250,000円前後、AY-C28SXが240,000円前後、AY-C25SXが220,000円前後、AY-C22SXが210,000円前後となっている。

2013年モデルの「SX」シリーズ

2013年モデルのSXシリーズの大きな特徴は、ロングパネル気流制御、プラズマクラスター運転、みはり機能、エコタンクシステムの4点だ。

ロングパネル気流制御は、同社のルームエアコンが従来より採用している機構。エアコン室内機の下部にあるパネルが、冬は下側に開き、夏は上側に開くことで、暖房時は足元が暖かく、冷房時はユーザーに直接冷気が当たらないようにするというものだ。

プラズマクラスター運転は、エアコンとして使用していないときでもプラズマクラスター発生機として利用できる機能。衣類乾燥モードや部屋清浄モードなども備えている。

みはり機能は、2012年11月に発売した「EX」シリーズにも搭載されていた機能。夏の高温多湿状態や、冬の乾燥状態などを監視する。夏季には、熱中症の危険が高まった際に光と音で知らせ、さらに自動運転を行うことが可能だ。冬季には、ウィルスの活動しやすい温度や湿度になると、光と音で知らせるほか、加湿空気清浄器「KI-BX85」と組み合わせることで、自動的に部屋の温度と湿度をコントロールすることができる。

エコタンクシステムは、2013年「SX」シリーズのAY-C71SX/C63SX/C56SX/C40SXに初搭載された機能だ。急速運転を行う際と、長時間安定して運転する際とでは、エアコンを効率良く動かすのに必要な冷媒の量が異なる。急速運転の際には、大量の冷媒が必要になるが、安定運転のときには、それほど多くの冷媒を循環させる必要はない。エコタンクシステムは、安定運転の際に余分な冷媒を室外機に設けられたタンクに移すことで、運転効率を向上させる機構だ。これにより、冷房能力5.6kWのAY-C56SXでは、従来機に比べて、期間消費電力量が約7%低減している。