ソニーは2月27日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX300」を発表した。発売は3月8日で、価格はオープン。推定市場価格は53,000円前後となっている。

「サイバーショット DSC-HX300」

光学50倍ズームレンズを搭載し、遠くの被写体も大きく捉えられる高倍率ズーム機。

高倍率ズーム時に発生しやすい手ブレ対策として、新たに2群防振手ブレ補正を搭載。従来の手ブレ補正機構がレンズ群後方の小さなレンズを動かすことで手ブレを補正していたのに対して、2群防振手ブレ補正では前方に位置する大型の第2ズームレンズ群で手ブレを補正。これにより、従来より補正エリアが約2.7倍へと拡大し、高い防振性能を実現した。また、同日に発表された「DSC-WX300」と同様に、強化された新「ピタッとズーム!」が効果的に補正。

上部

背面

AF性能も強化。最速で0.15秒、望遠端で0.22秒と快適なAFを実現している。

そのほか、撮影シーンを自動で認識する「プレミアムおまかせオート」や「360スイングパノラマ」なども備える。

背面モニターはチルト方式

主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が24~1,200mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.8~F6.3、対応感度はISO100~ISO12800となっている。

背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式。上部には約20.1万ドット相当・0.2型の電子ビューファインダーも備える。

記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約48MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPF(3D)、動画がAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約310枚。

サイズはW129.6×D103.2×H93.2mm、重量は本体のみで約623g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約650gだ。

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