夫の手料理、おいしい?

毎日自分が作った食事だと、味が想像できるしマンネリにもなる。たまには人が作ったものが食べたいけど、外食はお金がかかるし……。そんな時、夫の出番! となる家庭はどれくらいあるだろうか。マイナビニュース会員のうち既婚女性200名に、夫が料理をするかどうか、その現状を尋ねた。

「夫の料理はおいしいですか」という質問に対して、「はい」は59.5%、「いいえ」は5.5%、また「夫は料理をしない」という回答が35.0%だった。「いいえ」と答えた人には、夫にどのように伝えているか、また「夫は料理をしない」と答えた人には、そんな夫に対してどう思っているのか、答えてもらった。

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■夫の料理がおいしくなかったら
・「正直にマズイと言う」(34歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「ひとまず、ありがとうとおいしそうに(少なくとも普通に)食べる……そのあとで、こうすればもっとおいしくなりそう、と提案するかたちで改善案を伝える」(31歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「無理に食べています」(25歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
・「何も言わない……せっかく作ったのに、おいしくないと伝えてしまうと二度としてくれなくなるし、味付けはそこそこおいしいのに手際の悪さ(不慣れさ)で失敗する事が多いので、夫が料理になれたら改善してくれるだろうと期待しています」(27歳女性/建設・土木/事務系専門職)



■夫が料理をしなくてもOK
・「別段なんとも思わないし、作れないと知ってて結婚したし」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「問題ない、台所を荒らされたくない」(31歳女性/小売店/事務系専門職)
・「特になんとも思わない……常に、『ご飯を作ってくれてありがとう』と言ってくれるので」(39歳女性/その他/その他)
・「代わりに洗濯とかをしてくれるので、問題ない」(27歳女性/情報・IT/営業職)
・「自分が料理を作るのが好きなので、料理をしない人の方がいい」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)



■仕方なく私が……
・「私の方が勤務時間が短く、主人の仕事は忙しいので仕方ないかなと思います……あと、私が作るほうがレパートリーが多く、おいしいと思うので」(30歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「今妊娠中なので、もう少し手伝って欲しい」(28歳女性/その他/事務系専門職)
・「多少はやってほしいこともあるが、まぁ切羽詰まればやるだろうと思っています」(31歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「自分がしたほうが労力がかからないから仕方ない」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)



■料理をしない夫に不満爆発!!
・「自分ばかり料理をしなければならないのですごくイライラする」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「たまには料理をして欲しいし、私が料理下手なので色々一緒にしたいから」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「結婚してからぱたっと作らなくなってしまったので、とても不満……たまにはサービスで作ってほしいと思っている」(34歳女性/その他/その他)
・「男子失格! 男も家事を手伝うべき」(44歳女性/その他/その他)
・「簡単なものでもいいから覚えてほしい」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「1年に1回でも作ってくれたら嬉しいと思う」(25歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)



■総評
夫の料理が「おいしくない」と答えた女性はたった5%強。意外に、料理上手な男性が多いことが分かった。また料理を作らない男性は3分の1程度で、そういう夫に対しては、妻のさまざまな感想が寄せられた。

まず、夫のおいしくない料理に対しては、「マズい! 」とはっきり言う女性と、黙って食べるという女性に分かれた。はっきり言ったら「もうやってくれなくなる」という意見はうなづける。また、具体的に「しょっぱい」「揚げ物が多い」という声も。男性は濃い味が好みだろうが、塩分や油分は控えめなほうが女性には比較的ウケがよいと想像される。

料理を全く作らない男性に対しては、「ぜんぜん構わない」という人と、「仕方ない」と諦め気味の人、「すごく不満」という人の3つに分かれた。ぜんぜん構わない、という意見が最も多かったが、その理由は「洗い物や他の家事をやってくれるから」「料理が好きだから」と満足している様子だった。

諦め派の意見では、夫は仕事が忙しいので時間的にムリ、という人が多かった。不満派は「不満しかない」「腹立つ」「最低」と怒りまじりの声が恐ろしい。どちらにも共通するのが「たまには作ってほしい」という気持ちだ。料理を作ることで男性も気分転換になるし、妻の急病や急な事情により自分で作らなければいけない状況になった時にも困らない。「1年に1回でも作ってくれたら嬉しい」という控えめな妻の要望に、たまには応えてみたらいいのではないだろうか。

(文・アリウープ 中嶋絵里)


調査時期: 2012年12月28日~2013年1月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート