俳優の古田新太が、4月13日スタートのフジテレビ系の転属ドラマ『間違われちゃった男』(毎週土曜23:10~23:55)でドラマ初主演を務め、共演にKAT-TUNの中丸雄一が出演することが25日、明らかになった。
ベースとなるのは、昨年末に惜しまれながらも解散した劇団・東京セレソンデラックスの名作『ぴえろ』。作者である宅間孝行が自ら再構築し、連続ドラマ用にあらためて書き下ろした。宅間は脚本以外にも、チーフ監督として演出を担当する。
同作は下町・蔵前のすし屋「すし政」を舞台に繰り広げるコメディー作品で、1話で1日のストーリーが進行する。人情に厚く、涙もろいせいで失敗を繰り返すコソ泥・沢木裕次郎を演じるのは、古田新太。その舎弟のヤスをKAT-TUNの中丸雄一が演じる。ある夜、「すし政」に忍び込んだ2人だったが、あえなく見つかってしまい袋だたきに。失神から目覚めた2人を待っていたのは、歓迎の嵐。沢木は、「すし政」を10年前に飛び出した腕利きの板前・テルにそっくりだった。
連続ドラマ初主演を務める古田は、「笑えて泣ける面白い台本なので、本に忠実に大切に作っていきたいです」と意気込みつつも、「おいらが主演ということで、数字(視聴率)だけが心配です。頑張れ、中丸!」と少々弱気。一方の中丸は、「古田さんとは以前バラエティ番組でご一緒させていただいたことがありますが、連続ドラマでの共演は初めてなので、撮影が今から楽しみです」と共演を待ちきれない様子で、「視聴者の皆さまが週末に気軽に楽しめるドラマになるように、と意識して撮影に臨んでいければと考えています」と作品に込めた思いを語った。