ソニーは2月25日、Aマウント用の交換レンズ「70-400mm F4-5.6 G SSM II」(SAL70400G2)および「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」(SAL50F14Z)を発表した。発売は70-400mm F4-5.6 G SSM IIが3月8日で、Planar T* 50mm F1.4 ZA SSMが5月。希望小売価格は70-400mm F4-5.6 G SSM IIが278,250円、Planar T* 50mm F1.4 ZA SSMが164,850円となっている。
70-400mm F4-5.6 G SSM IIは、焦点距離が70-400mmの望遠ズームレンズ。レンズ内蔵のSSM(超音波モーター)やレンズ処理LSIの処理速度を向上させることで、従来モデルの約4倍速での動体追尾が可能となっており、スポーツや動物を撮影する際に威力を発揮する。また、「500mm F4 G SSM」 や「300mm F2.8 G SSM II」でも採用されているソニー独自のコーティング技術「ナノARコーティング」がレンズに施されており、フレアやゴーストを大幅に低減。黒色が引き締まり、透明感のある描写を実現する。
一方のPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSMは、9枚羽根の円形絞りによる美しいボケ味を実現する開放F1.4のハイアマチュア向け固定単焦点レンズ。非球面レンズが2枚搭載される5群8枚の最新光学設計で、収差の補正も良好に行われる。また、超音波モーター「SSM」が、なめらかかつ静音性に優れたAF駆動を実現。上級者向けとあって、主要な駆動部分にゴムパッキン等が施された防塵・防滴設計となっている。
主な仕様は次の通り。
70-400mm F4-5.6 G SSM IIは、焦点距離が70~400mm、最小絞りがF22~F32、レンズ構成が12群18枚、画角が34度~6.1度(35mm判換算時)・23度~4.1度(APS-C)、絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、最短撮影距離が1.5m、最大撮影倍率が0.27倍、フィルター径が77mmとなっている。
Planar T* 50mm F1.4 ZA SSMは、焦点距離が50mm、最小絞りがF22、レンズ構成が5群8枚、画角が47度(35mm判換算時)・32度(APS-C)、絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、最短撮影距離が0.45m、最大撮影倍率が0.14倍、フィルター径が72mmとなっている。
サイズ・重量は、70-400mm F4-5.6 G SSM IIが最大径94.5×長さ196mm・約1,500g(三脚座別)、Planar T* 50mm F1.4 ZA SSMが最大径81×長さ71.5mm・518gとなっている。