婚約指輪もらった?

「ボ、ボクと結婚してください!! 」。同時に差し出されるエンゲージリング。この指輪を女性が受け取れば、それは「はい」の証し……。古典的なプロポーズのシーンだが、現代女性はこの婚約指輪についてどう思っているのだろうか? マイナビニュース会員のうち既婚女性200名に、婚約指輪をもらったかどうか聞いてみた。

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「夫から婚約指輪をもらいましたか」という質問の答えで、「はい」は68.5%、「いいえ」は31.5%だった。「いいえ」と答えた人に、なぜ婚約指輪をもらわなかったのかを聞いた。



■婚約指輪はいらない
・「結婚指輪だけで十分だったから」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「使わないから『いらない』と言った」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「必要性を感じなかった」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)



■他の部分にお金をかけたい
・「お金がかかるからいらないと言い、その分を結婚式にまわした」(27歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)
・「プロポーズから結婚まで長期間ではなかったし、もともといらないと思っていた……婚約指輪より新居のインテリアなどにお金を使いたい」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「つける時期が短いから、それなら結婚指輪にお金をかけたかった」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「指輪ではなく時計をもらった」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)
・「使わないからいらないと伝え、かわりに真珠のネックレスをもらった」(28歳女性/医療・福祉/専門職)



■結婚したときの状況で
・「お金がないから結婚指輪だけだった」(26歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「デキ婚でそんなにお金もなかったし、私がそこまでこだわらなかった」(27歳女性/生保・損保/営業職)
・「当時は夫が学生だったため、お金がなかった」(24歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「夫の転勤が結婚のきっかけだったため、余裕がなかった……結納時に義母からもらった」(30歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)



■本当は欲しい!!
・「くれない!! 言っても、もう結婚したからと言われてしまう……」(28歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)



■総評
婚約指輪をもらわなかったという女性は、3割強。結納といった伝統的な儀式もどんどん簡素化している昨今、婚約指輪という風習も絶対ではなくなってきているようだ。

もらわなかった理由としては、単純に女性側が「いらない」と断ったケースが一番多かった。「必要性を感じない」「短期間つけるだけなのにお金がもったいない」「結婚指輪だけで十分」という意見がほとんどで、現代女性のさっぱりした結婚観がうかがえる。指輪の代わりに、腕時計や真珠のネックレスなど、もっと実用的な品物を買ってもらったり、結婚式費用の足しにしたり、新居のインテリア代にしたという意見が多数寄せられた。極めて合理的だ。

婚前の男性側の経済状況を考えて婚約指輪を省いた、というカップルも多いよう。20代の男性ならばまだそれほど収入にゆとりもない世代で、婚約指輪に結婚指輪、結婚式に新婚旅行……と一気に出費が続けば破産してしまいそうな額になる。さらに、男性が学生だったり、できちゃった結婚で急な話となれば、準備自体も難しいだろう。最近は家族の介入も少ないようで、女性側の「いらない」というドライな意見がそのまま通っているようだ。

とはいっても、「本当は欲しかった! 」と本音をもらす声も。結婚してからおねだりしても、釣った魚にエサをくれるはずもない……。婚約指輪が欲しい、と思っている人は、結婚前にお早めの申告を!

(文・アリウープ 中嶋絵里)


調査時期: 2012年12月28日~2013年1月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート