金融庁は22日、中小企業金融円滑化法が3月末で期限切れとなることを受け、各財務局・財務事務所に「中小企業等金融円滑化相談窓口」を設置した。

今回の対応は、「日本経済再生に向けた緊急経済対策」(2013年1月11日閣議決定)に基づくもの。窓口では、各財務局・財務事務所の担当職員が、さまざまな質問や相談などを受け付けるほか、助言なども積極的に行う。また、相談者の同意があれば、金融機関への事実確認なども実施するという。

「中小企業等金融円滑化相談窓口」パンフレット(出典:金融庁Webサイト)

相談内容は、「中小企業金融円滑化法の期限到来後における金融機関や金融庁・財務局の対応」、「借入れや返済について取引金融機関との間で抱えている問題」、「経営改善や事業再生に関する中小企業支援策の中身」など。相談者の内容に応じて、政府系金融機関や中小企業再生支援協議会といった専門機関を紹介する。

受付時間は平日9:00~16:00。各財務局・財務事務所の相談窓口は金融庁Webサイトにて確認できる。

また、金融庁でも各相談を受け付けている。こちらの受付時間は平日10:00~17:00。なお、質問・相談への回答は原則全て電話となる。