ジャガー・ランドローバー・ジャパンは3月2日に発売予定の新型「レンジローバー」全モデルに、最新鋭の3.0リットルV6スーパーチャージャーエンジンを追加設定する。高効率のダウンサイジング設計により、高出力ながら環境性能が大幅に向上している。
この最新エンジンは最高出力340PSを発揮し、トルク特性も非常に優れている。数々の受賞歴を誇る5リットルV8エンジンを開発したランドローバーのパワートレイン専門家チームが開発にあたり、直噴、可変バルブタイミング、アルミニウム構造といった主要な技術をV8エンジンと共有している。水冷式インタークーラーやスーパーチャージャーのブーストコントロールを電子的に制御するボッシュ製エンジン・マネジメントプログラムも採用している。
同エンジンを搭載した「レンジローバー」の0-100km/h加速は7.4秒で高いパフォーマンスを発揮。ダウンサイジング設計により、すでにラインアップされている5リットルV8自然吸気エンジンと比べてCO2排出量が15%低減される。高効率設計やアイドリングストップ機能などの技術で燃費も大幅に向上した。
日本に導入される新型「レンジローバー」には、5.0リットルV8自然吸気エンジンと5.0リットルV8スーパーチャージャーエンジンの搭載が決定しており、今回の発表で選択肢は3種類となった。ただし、同エンジンの日本市場における受注および納車開始時期は未定。