Battlefield 3(グラフ48~54)

Electronic Arts Inc.
http://www.battlefield.com/battlefield3

ベンチマーク手順はこちらと同じで、解像度だけ変えている。

まずは平均/最小/最大フレームレート(グラフ48~50)であるが、遂にゲームがオーバーヘッドになった。Battlefield 3の場合、内部的な最高のレンダリング速度が200fpsに設定されているようで、これ以上の高速描画は出来ないのだが、CrossFire/SLI共にこの200fpsに達してしまっており、特にグラフ49を見ると完全に頭打ちである。

逆に言えば、この制限が無ければもっとフレームレートは上がりそうである。特にグラフ50を見ると判るとおり、SLI/CrossFireは最小フレームレートですら200fpsに達しているケースがある(逆に何で1920×1080pixelだけ激しく落ちるのかが不明だが、再現性が確実にあるので、ゲーム側の何かが問題なのだろうとは思う)から、そろそろテストとしての有用性に「?」がつきそうである。

とはいえ、Single GPU構成ではまだここまで頭打ちになることは無いので、一応比較には役に立ちそうではある。肝心のTITANの性能は? というと、まだぎりぎり200fpsの頭打ちに引っかからない程度であり、Single GPUとしては優秀と言って良いだろう。

実際にフレームレートの変動(グラフ51~54)を見てみると、この傾向が再確認できる。なぜか1600×900pixel(グラフ52)で全体的に落ち込みが激しく、1920×1080pixel(グラフ53)では更に下がるのに、2560×1440pixel(グラフ54)ではいきなりSLI/CrossFireが200fpsに張り付くという不思議なことになっている。

ただそれはそれとして、傾向としては若干Radeon系の方が有利だろうか?とはいえ、TITANはSingle構成では他の2枚を圧倒するフレームレートになっていることが再確認できた。

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