米NVIDIAの共同創設者であるJen-Hsun Huang氏(社長兼CEO)が、同社の新キャンパス建設計画を公式ブログで明らかにした。「まるで宇宙船」と話題になったAppleの新キャンパスに負けず劣らずユニークな外観になる。

NVIDIAの設立は1993年2月。シリコンバレーにおいて3人で始めたスタートアップは20年間で世界40カ所に拠点を広げ、社員8,000人の大企業に成長した。新キャンパスは、現在カリフォルニア州サンタクララにある本社ビルの向かいに造られる。Huang氏は新キャンパスを「シンボルであり、企業のビジョンを形で示すものになる」としている。

完成予想図のビルは全体が三角形で、立体的に波打つ屋根も三角形で構成されている。これはコンピュータフラフィックスの基本的なビルディングブロックである"トライアングル"を取り入れたデザインだ。空間使用、エネルギー効率、環境対策、費用などの面でも優れているという。もう1つの特徴が、要所に広がる大きなオープンフロアである。NVIDIA製品は様々な分野の専門家が知識と技術を共有して生み出されるため、コラボレーションを特に重視した設計になっている。「新しいNVIDIAビルは社員の大望とイマジネーションを現す。ビジュアルコンピューティングにおける当社の取り組みと同じように、サイエンスとアートの交差点に立つものになる」とHuang氏。

設計は、建築事務所GenslerのHao Ko氏が率いるチームが担当する。