オンキヨーは2月20日、USBデジタルオーディオプロセッサー「SE-U33GXV II」を発表した。発売は3月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は14,800円前後。
レコードやオープンリールテープなどのように、音楽CD以上の情報量を持つアナログ音源は少なくない。これらの音源をなるべく劣化させずにデジタル化しようとすると、ハイレゾサウンドに対応した、外付けタイプのサウンドデバイスが順当なチョイスとなる。SE-U33GXV IIは、音楽CDの16bit/44.1kHz以上の、24bit/96kHzまでのハイレゾ録音が可能なUSBデジタルオーディオプロセッサーだ。
入力インタフェースは、ステレオピンジャック×1にφ3.5mmステレオミニジャック×1系統を装備。φ3.5mmステレオミニジャックはマイク専用で、ステレオピンジャックは、LINEとPHONO(MMM)兼用だ。一般的なUSBオーディオでは、LINE/マイク入力のみを備えるものが多く、その場合、アナログレコードの音源をデジタル化しようとすると、別途フォノイコライザーを導入する必要がある。
録音や波形編集、フェードイン/フェードアウト、ノイズリダクションなどの機能を備えたソフトウェア「DigiOnSound6 L.E. for ONKYO」も付属する。対応OSは、Windows XP(SP3以降)/Vista(SP2以降)/7/8で、Windows XP/Vistaは32bit版でのみ利用可能だ。
ADCのほかに、独立したDACも搭載。アナログ変換時のノイズ発生を排除するVLSC回路やオーディオ用のコンデンサーなども採用されており、ハイレゾサウンドの高品位な再生も可能だ。USBから入力された信号をLINE端子に出力した場合のS/N比は110dB、周波数特性は0.3Hz~44kHz(+0/-0.5dB)となっている。高精度なクロックを2基搭載しており、伝送方式は、アシンクロナス方式を採用している。出力インタフェースは、ステレオピンジャック×1系統に、φ3.5mmステレオミニジャック×1系統だ。
サイズはW137×D102.5×H30mmで、重量は0.2kg。電源はUSBからのバスパワーとなっている。