アルミ・ユニボディを採用した「HTC One」

HTCは2月19日、米ニューヨークで製品発表イベントを開催し、同社のスマートフォンの新しいフラッグシップ機種「HTC One」を発表した。1枚のアルミニウム板から作られたユニボディを採用。UltraPixelカメラ、BoomSoundなどを搭載。OSはAndroidで、新しいHTC Senseを組み合わせている。

Oneは4.7インチのフルHD (1080p)ディスプレイを搭載する。ピクセル密度は468ppi。強度に優れたアルミユニボディとの組み合わせで、137.4×68.2×9.3ミリ (143グラム)という薄型軽量を実現している。

SoCはQualcommが1月に発表したばかりの「Snapdragon 600 (4コア、1.7GHz)」で、GPUはAdreno 320。RAMは2GB。ストレージは32GB/ 64GB。カメラは、背面のメインカメラがUltraPixelカメラ、フロントは2.1メガピクセルカメラ。Wi-Fi (802.11 a/ac/b/g/n)、Bluetooth 4.0、NFC、DLNAなどをサポート。マイクロUSBポート、マイクロSIMカードスロット、3.5ミリステレオオーディオ端子などを装備する。センサー類は、加速度、環境光、近接、Gyro、GPS、デジタルコンパスなど。

UltraPixelカメラは1/3インチのセンサーと28ミリレンズの組み合わせで、F値は2.0。光学手ぶれ補正機能を備え、光が少ない場所での撮影性能に優れる。360度のパノラマ撮影、オブジェクト除去など、機能やエフェクトも豊富だ。BoomSoundは、専用アンプを持つ対面(front-facing)ステレオスピーカーだ。Beats Audioとの組み合わせにより、リッチで迫力のあるサウンドで音楽や動画を楽しめる。

背面にUltraPixelカメラ、フルHDディスプレイの左右にBoomSoundスピーカー

HTC独自のユーザーインターフェイスであるSenseは、スリムな本体に似合うクリーンなデザインに刷新された。BlinkFeedという個人用ライブストリーム機能によって、ソーシャルアップデートやソーシャルコンテンツ、エンターテインメントコンテンツなどを1つのライブストリームとしてホーム画面で確認できる。