ロバート・ゼメキス監督とデンゼル・ワシントンがタッグを組んだ映画『フライト』の見せ場の一つ"奇跡の背面飛行"の本編映像が公開された。

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今回公開されたのは、旅客機が突然コントロールを失い、制御不能の急降下を始める中、ウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)が旅客機を逆さまにして飛行するシーン。主演のデンゼル・ワシントンは同役を演じるにあたり、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港にあるフライト・トレーニング・センターのシミュレーター装置に入り、飛行機の操縦について何時間もトレーニングを受けたという。D・ワシントンは「シミュレーターは素晴らしかった。あれはパイロットが練習に使っているもので、とても参考になったよ。私はこの上ない仕事を手にしたと自覚している。ある映画では列車の運転ができて、今度は飛行機を飛ばせるんだから。飛行機を操縦するというのは最高にドラマティックなシチュエーションを作り出すんだ」とそのときの様子を振り返った。また、同シーンを撮影するため、特注のジェット機を製作。セットを実際に180度回転させて逆さまの状態で敢行したほどの力の入れようで、D・デンゼルもノースタントで演技に挑んだ。

高度3万フィートで、ウィトカー機長が操縦する飛行機が不慮のエンジントラブルを起こす。だが、機長の的確な判断で緊急着陸に成功し、多くの命を救った。マスコミは彼の偉業を称え、彼は一躍国民的なヒーローとなる。しかし、その後の調査で彼の血液中からアルコールが検出される。"ヒーロー"は一夜にして地に堕ちた。あの時、機内で一体何があったのか? 次々に暴かれる驚愕の事実とは?

映画『フライト』は、2013年3月1日より、丸の内ピカデリーほか、全国ロードショー。