日本写真印刷は、消費者調査データベース「裏づけくん」の活用事例サイト「裏づけくんアカデミック」にて、「ドラッグストアにおける女性の購買行動 vol.1」を公開している。
半数以上が、ドラッグストアが「生活に不可欠」と回答
同調査は全国の15~69歳を対象に、毎年12月に実施しているもので、今回は2,877サンプルを回収した。同サイトでは調査結果とともに、女ゴコロマーケティング研究所所長の木田 理恵氏による、ドラックストアにおける女性の購買心理と女性の心をつかむキーワードも紹介している。
まず、ドラッグストアでの日頃の買い物に対する考えや行動について聞いたところ、「自分の生活に不可欠」と答えた人の割合は全体で53.1%。男女比でいうと、男性が39.5%、女性が66.8%で、圧倒的に女性からの支持が多かった。
7割以上が「購入するものは決まっている」
女性は「ドラッグストアで購入するものがほぼ決まっている」と回答した割合も高く、76.2%。年代別に見ると、60代がもっとも高く81.7%、30代、50代がそれに続いた。購入するものはほぼ決まっていると答える一方で、買う予定がなかった商品をつい買ってしまうことがあると、30代の74.6%が回答している。
その理由として、買う目的のものをより安く買いたいと店内をじっくりと回っているうちに、買う目的もなかった商品や買い忘れ商品に気づき、つい買ってしまうということがあるようだ。「自分のために買い物を楽しむ時間のない子育て層にとって、ドラッグストアは息抜きの場でもあり、そこでの衝動買いはプチぜいたくでもある」と木田氏は語っている。
若年層はドラッグストアにふらっと立ち寄り、長居する傾向
一方、ドラッグストアに用はないが立ち寄ることが多いと回答した女性は24.7%だが、その中でも10代は比率が高く42.2%。20代、30代が続き、若年層はその傾向が高いようだ。若年層は、ふらっと立ち寄って商品をチェック、長居をして買う予定のなかったものまで買ってしまう、という購買行動パターンがあるようだ。