朝も昼も夜も妻の手料理。塩分控えめ、野菜中心の食事で、健康を考えてくれているのは分かるが「たまにはつゆだく牛丼食べたいなー」とつぶやいたら大げんかになった……。夫婦の仲をつなぐ三度の食事、マイナビニュース会員のうち既婚男性182名に、毎日の食事はどちらが作るのかを聞いてみた。
>>女性編も見るQ.毎日の食事は夫と妻、どちらがつくりますか?
1位 全て妻 63.2%
2位 どちらもつくるが、妻のほうが多い 27.5%
3位 どちらもつくる、夫のほうが多い 3.9%
3位 どちらも全くつくらない 3.9%
5位 全て夫 1.6%
■全て妻
・「すべて妻が作るのが常識だと思います」(43歳男性/その他/総合職)
・「自分は家事をしないので」(58歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)
・「専業主婦なので当然」(25歳男性/金融・証券/専門職)
・「妻が作った方が手際が良いし、おいしいから」(39歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「料理ができないから、文句を言わずに作ってくれる妻を有り難く思う」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「おいしくないといわれるから」(36歳男性/通信/技術職)
・「意味はない、先人からの習慣」(48歳男性/情報・IT/技術職)
■どちらもつくるが、妻のほうが多い
・「早く帰宅したほうが料理を作るという暗黙のルールができているが妻が多め」(25歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「私の帰りが遅いので、会社が休みの日だけこちらが作る」(31歳男性/金融・証券/営業職)
■どちらもつくる、夫のほうが多い
・「朝はパン食なのでおのおの、昼のお弁当は自分で朝に作り、夜は私が……」(28歳男性/医療・福祉/専門職)
■どちらも全くつくらない
・「すれ違い生活なので」(46歳男性/生保・損保/営業職)
・「コロッケなどを買ったほうが安いから」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「お互い料理が嫌い」(26歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
■総評
やはり「妻が食事を作る」割合が圧倒的だということが分かった。夫が作ることが多い、という家庭はわずか5%にすぎなかった。
1位の「全て妻」と2位の「どちらもつくるが、妻のほうが多い」を合わせると9割以上だった。「全て妻」の理由としては、「昔からの習慣」「そういうものだから」「専業主婦だから当然」といった回答が多く、家事は女性がするもの、と考えている男性が多いようだ。また「自分(夫)が料理を作れないから」「仕事で帰りが遅いから」という声も多く見られた。男女平等が叫ばれて久しいが、夫が仕事、家事は妻、という家庭内での分業体制は今も健在のようだ。上げ膳据え膳で、黙々と「いただきます」「ごちそうさま」ではなく、たまには「おいしいね」の一言をかけてあげてほしい。
対照的に、「どちらもつくるが、妻のほうが多い」と答えた男性は、「一緒に料理をすることがある」「早く帰った方が作る」「休日だけ自分が作る」など、家事を積極的に手伝っている人が多かった。"料理上手"の男性も多く見られ、女性にとっては頼もしいパートナーだろう。
同率3位は「どちらもつくる、夫のほうが多い」と「どちらも全くつくらない」。親世代と同居で夫婦2人とも共働き、という家族構成が多いようだった。また、それぞれ働く時間や生活スタイルが異なるため個食になっている、という回答もいくつか見られた。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年12月11日~2012年12月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性182名
調査方法: インターネットログイン式アンケート