日本はやっぱりウサギの家? 気になる海外の住宅事情 |
統計局による「平成20年住宅・土地統計調査」によると、日本の住戸1戸あたりの平均床面積は94平方メートルです。日本の家屋の狭さは世界でも有名で、以前は海外の方から「ウサギ小屋」なんて言われていたこともあったようですが、今でもそれは変わっていないのでしょうか。
世界の住宅事情はどうなっているのか、平成23年「世界地価等調査結果」で確認してみましょう。
■ニューヨークの家はどんな感じなの?
ニューヨークの一般戸建ての標準床面積は148平方メートルです。敷地面積270平方メートル、床面積148平方メートルの一般住宅を購入した場合、土地・建物の総額は38万4,000ドルとなっています。
■サンフランシスコの家の場合
カリフォルニア州北部にある、アメリカ西海岸を代表する都市がサンフランシスコです。そんなサンフランシスコの家の標準床面積は、111平方メートル。日本よりもやや広いですが、親しみの感じられる家が多そうです。土地・建物込の住宅価格は49万ドル。ニューヨークよりも価格は高いようです。
■やっぱり気になるハワイの家
老後に住みたい国として一番人気の高いハワイの住宅も、やはり気になります。ハワイの最大都市・ホノルルの一般戸建ての床面積は、130平方メートルです。ニューヨークとサンフランシスコのちょうど中間位です。住宅価格の平均は土地込で57万ドル。アメリカ本土よりも住宅価格は高いようです。
■カナダ、バンクーバーは?
同じく定年後に住みたい国として人気のあるカナダですが、カナダの一般戸建ては平均床面積が223平方メートル。世界で二番目に大きい面積の国土があるだけに、広い家も多いのかもしれません。土地・建物込の住宅平均価格は83万5,000ドル(カナダドル)です。
■メキシコの家は?
治安面で不安の多いメキシコですが、企業の海外進出に伴い、もしかしたら縁があるご家庭もあるかもしれません。メキシコの一般戸建ての標準床面積は175平方メートル。住宅価格(土地込)平均は、307万5,000ペソです。
■ブラジル、サンパウロの家を見てみよう
ブラジル最大のメガシティーがサンパウロです。南米の経済・文化の中心地であるサンパウロでは、一般戸建ての平均床面積が180平方メートルとなっています。中流クラスは100平方メートルのマンション居住者が多いという方もいます。平均住宅費用(土地込)は、30万9,350ドルと価格は安いようです。
■イギリス、ロンドンの家は
世界都市としても有名なイギリス・ロンドンの一般戸建てでは、標準の床面積が140平方メートル。また、400平方メートルの敷地にある一戸建てを購入した場合の平均総費用が、93万4,500ポンドです。
住宅購入の費用目安は国ごとにレートは異なるため、円で換算したい場合には、為替レートでチェックしてみるとよいでしょう。