JRグループは15日、春季用の「青春18きっぷ」について発表した。20日より販売開始し、利用期間は3月1日から4月10日まで。
「青春18きっぷ」はJR線の快速・普通列車の普通車自由席やJR西日本宮島フェリーに自由に乗降りできるきっぷ。春季用に関して、今回の発表ではBRT(バス高速輸送システム)も自由に乗降り可能であることが記載されている。現在BRTで運行されている気仙沼線柳津~気仙沼間、3月2日よりBRTでの運行を開始する大船渡線気仙沼~盛間も利用可能となる。
同きっぷの特例として、奥羽本線新青森~青森間や、快速・普通列車が運行されない石勝線新夕張~新得間、津軽海峡線蟹田~木古内間の区間内で利用する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる(特例区間外にまたがって乗車する際は、乗車する全区間の乗車券および特急券・急行券が必要)。日豊本線・日南線・宮崎空港線の宮崎~宮崎空港間も特急列車の普通車自由席に乗れる。
快速・普通列車の普通車指定席を利用する場合は座席指定券、グリーン車自由席を利用する場合はグリーン券、「ホームライナー」などの列車を利用する場合は乗車整理券またはライナー券が別途必要に。ただし、特例区間以外で特急列車(新幹線も含む)や急行列車などに乗る場合や快速・普通列車のグリーン車指定席に乗る場合は普通乗車券も必要となる。
また、他社の路線やJRバスは利用不可だが、青森駅・野辺地駅・八戸駅で接続するJR線へ乗り継ぐための通過利用に限り、青い森鉄道線の八戸~青森間が利用可能となる。
「青春18きっぷ」は2月20日より、全国のJRのおもな駅やJRの旅行センター、おもな旅行会社にて販売開始。価格は1万1,500円(おとな・こども同額)。1枚のきっぷを5回まで利用できるため、「1人で5日間利用する」「5人でのグループ旅行に使用する」(グループ利用の場合は同一行程での利用に限られる)など、さまざまな用途での利用が可能だ。