秩父鉄道は3月16日にダイヤ改正を行い、新型車両7800系を使用開始する。同日にはデビューイベントも行われ、三峰口駅ではSLパレオエクスプレスとの「競演」が実現する。

東急8090系を改造した秩父鉄道の新型車両7800系

7800系は1000系の置換え用として投入される車両で、東急電鉄より8090系を購入して改造を加え、8090系とは異なる前面デザインとなった。同車両は2両固定編成で、定員は140名(車いすスペース付)となる。

デビュー日となる3月16日は、熊谷駅10時11分発の羽生行の電車と、羽生駅10時44分初の三峰口行の電車に使用され、特別ヘッドマークを掲出して運転。これに合わせて羽生駅、熊谷駅、三峰口駅ホームでは乗車記念証が配布される。三峰口駅には12時37分に到着し、その後は14時頃まで写真撮影が可能に。この日はSLパレオエクスプレスも試運転を行い、三峰口駅で7800系とC58363の「競演」が見られるという。

「7800系車両デビュー記念入場券」も同日に発売。熊谷駅と三峰口駅の窓口にて各300セット限定で発売され、価格は160円。「ちちてつe-shop」での販売も予定している。

3月16日のダイヤ改正では、平日に羽生~熊谷間の普通列車を現行の46本から49本に増発し、夕方の通勤通学時間帯に熊谷駅から秩父方面へ運転される急行も現行の3本から5本に増発。土休日は朝に羽生駅発着の急行を増やし、羽生駅から東武線で東京スカイツリー・浅草方面へ出かけやすいダイヤ設定に。西武秩父線への直通列車に関して、土休日は現行通り2往復の設定だが、平日は現行の2往復から1往復のみの設定となる。