空腹の状態で起きた朝の脳はエネルギー欠乏状態です。朝食をしっかり食べて、シャキっとしましょう! 今回は、日本での朝食は何をよく食べているのか、また母国の定番の朝食について、日本に住む外国人20人に聞いてみました。
■妻(日本人)の実家の時はみそ汁と焼き魚が多かったですが、今は西洋式で、紅茶とクッキーです。コーヒーとクロワッサンです。(イタリア/男性/30代前半)
和朝食!と思いきや、現在は洋風とのことです。それにしても3時のおやつのような朝ごはんですが、おなかすきませんか?
■朝はクロワッサンとカフェオレやヨーグルトが多いです。母国でもクロワッサンとコーヒーが定番ですね(フランス/女性/20代後半)
イメージどおり! 日本でもフランスでもクロワッサンで一日が始まるのですね。
■パンをよく食べます。母国では、イラン式のナン、フェタチーズ、くるみ、チャイ(イラン/女性/20代後半)
イランの主食はナンです。種類もたくさんありますが、日常で口にするのは、バルバリー、サンギャック、ラバァーシュの3種類。ナンと一緒にヤギやヒツジの乳で作られたフェタチーズ、茶葉の渋みが強く味が濃いチャイ、くるみを一緒に食べます。くるみにはトリプトファンという精神安定に効果があるアミノ酸が含まれており、うつ症状にも良いそうですよ。
■シリアル。母国ではシリアル、クッキー、マフィン、オリーブオイルのトースト(スペイン/男性/30代前半)
シリアルはやっぱり朝の定番。手軽なのが最大の魅力です。オリーブオイルのトーストは、こんがり焼いたパンにバター代わりのオリーブオイルをぬり、塩を少々ふりかけます。オリーブオイルは整腸作用があるので、毎朝続ければ健康な体作りができそうです。
■日本では食パン。母国ではプレッジという、シリアルみたいなもの。あわとバオバブの実のパウダーをミルクで煮たもの(マリ/男性/30代前半)
バオバブと言えばサン・テグジュペリ著『星の王子様』に出てきた大きな木。その実はカルシウムやビタミンなどの栄養が豊富です。味は甘酸っぱく、子供のお菓子や、ヨーグルトに混ぜてドリンクにも使うのだとか。栄養たっぷりの朝食を食べたら、仕事に勉強に集中できそうです!
■パンとお茶漬けです。母国ではおかゆ、焼き飯などです(インドネシア/男性/30代前半)
日本での朝食は、和だったり洋だったりその日によるようですね。インドネシアの焼き飯とは、そう、ナシゴレンです。日本でもすっかりおなじみとなりました。焼き飯、チャーハン、ナシゴレン、そしてインドではフライドライス、お米を炒めた料理はアジアの定番ですね。
■卵かけごはんとみそ汁。母国ではパンかおかゆかビーフン(シンガポール/男性/20代後半)
■おにぎり。母国ではチーズパイとコーヒー(ギリシャ/男性/30代前半)
■ご飯、納豆、みそ汁。母国ではパン、ジャム(ドイツ/男性/40代前半)
日本での朝食はパンかシリアルと回答した方が多かったのですが、上記のみなさんは思いっきりジャパニーズスタイルです。シンガポールはアジアなので比較的味になじみやすいかもしれませんが、ギリシャやドイツという全く違う食文化の方が、和朝食をチョイスしているのはなんだかうれしいです。
アメリカ人男性が唯一、朝ごはんはあまり食べないという回答でしたが、他のみなさんが朝食をきちんととっていることに驚きました。身だしなみに気を使ったり、ぎりぎりまで寝ていたり、バタバタ忙しい朝ですが、朝食は元気の源ですものね。