BMWモトラッドは、ベストセラーモデル「R 1200 GS」をフルモデル・チェンジし、3月15日より販売開始する。伝統のボクサーツインエンジンを新設計したほか、サスペンションやブレーキも全面的に変更し、意欲的なニューモデルとなっている。

「R 1200 GS」

「R 1200 GS」は32年もの間、ツーリングモデルのベストセラーとして人気を博してきた。現行モデルは9年間にわたって販売され、生産台数は17万台にも達するベストセラーモデルとなった。新型「R 1200 GS」のエンジンは新設計のボクサーツインで、排気量1,169cc、最高出力125PS。燃料がシリンダー内を縦方向に流れる新しいコンセプトを採用し、空冷と水冷を組み合わせた冷却システム、アンチホッピング機能を備えた湿式クラッチ、スロットルレスポンスを格段に向上するEガス・システムなどの新技術を多数搭載している。

メインフレームは強度をアップさせ、新設計のフロント・テレレバーとリアEVOパラレバーを採用。路面状況に合わせてダンパー設定を自動的に調整するダイナミックESA(電子調整式サスペンション)を標準装備する。ブレーキはフロントにブレンボ製ラジアルマウント式モノブロックキャリパー、リアに2ピストンフローティングキャリパーを装備。

快適装備も大幅に進歩しており、ウインドシールドは調整ダイアルにより片手で操作可能。フロントシートは高さと傾きを、リアシートは前後のポジションを調整することが可能となっている。価格は219万9,000円。