日本のドラマで印象に残っているもの、また母国ではどういう内容のテレビドラマがウケるのか、日本に住む外国人20人に聞いてみました!

■JIN・仁。母国ではラブドラマ系(インドネシア/男性/30代前半)

■今一番思いつくのは「仁」です。私がまだイタリアにいた時は、「モンタルバーノ」が好きでした。シチリア島の刑事さんの話です(イタリア/男性/30代前半)

日本でもファンが多い「仁」。外国人にも評判は上々です。医療、タイムスリップ、そして人間関係と、それぞれの要素がバランスよくからんでいました。イタリアの人情刑事「モンタルバーノ」は2013年の3月から、AXNミステリーというCSチャンネルで放送されます!

■「トリック」が特に好きで、日本語の勉強のためにドラマを探している知り合いに、よくおすすめします。アメリカでは検事ドラマやメディカルドラマが特に人気があります(アメリカ/男性/20代後半)

日本語の勉強のためならNHKの朝ドラが良さそうな気がしましたが、やはり本人が興味を持って見られるものがベストの教材なんでしょう。アメリカドラマは日本でもたくさん放送されていますよね。個人的にはアメリカは映画よりもドラマの方が優秀なのでは? と感じることがあります。

■日本人の知らない日本語。スペインでは昔の歴史の話が人気(スペイン/男性/30代前半)

日本で日本語の勉強をしている外国人の奮闘努力する姿や、つい笑ってしまうエピソード満載のマンガが原作のドラマです。面白いだけでなく、日本人も日本語について考えさせられます。スペインにも大河ドラマがあるのですね。アルフォンソ10世の話「トレド」などがそれにあたるのでしょうか。

■1996年ごろのLong Vacation(ロンバケ)。母国では殺人事件、刑事のような番組(イギリス/男性/40代前半)

■PRICELESS。お金の大切さや仲間との絆などについて表現している。母国では恋愛ドラマが本当に人気(ラオス/女性/20代後半)

木村拓哉さん主演の月9ドラマで、視聴率も良かったですね。それにしてもロンバケは懐かしい! アガサ・クリスティーを生んだ国イギリスでは、ミステリーが人気のようです。「バーナビー警部」や「第一容疑者」、最近ではシャーロック・ホームズの21世紀バージョン「シャーロック」も面白いですね。

■タイガーアンドドラゴン。母国ではセンセーショナルなものがウケる(ドイツ/男性/40代前半)

浅草を舞台に、落語と現代のシチュエーションがうまくリンクした脚本と、個性派な俳優陣の出演でとても面白かったですね。ドイツでは「タートオルト」という40年続いている刑事ドラマがあり、東西ドイツ、児童虐待、新興宗教など社会の様々な問題や、刑事の私生活についても細かく描いているそうです。

他には下記のような回答がありました。

■海猿、医龍。母国では笑えるドラマ、宗教的なドラマ(ネパール/男性/30代前半)

■ホタルノヒカリ。母国では日常生活を描いてるもの(ポーランド/女性/20代後半)

■NHKの大河ドラマ・平清盛。母国では格差社会の男女の人間関係(ポルトガル/女性/50代前半)

■薔薇のない花屋。母国は明るくて楽しいドラマ(韓国/女性/30後半)

■水戸黄門。母国では冗談が飛び交っているテレビ番組が人気(フランス/女性/20代後半)

■最近NHKの朝ドラにちょっとハマっている(デンマーク/女性/50代前半)

時代劇・ミステリー・コメディー・恋愛ものといろいろなジャンルの回答がよせられました。みなさんの印象に残っているドラマは何ですか?