熊本県と西日本電信電話(NTT西日本)は25日、ICT技術を用いた高齢者向け健康づくり、見守り・生活支援によって、安心・安全・便利な暮らしを実現する共同トライアルを、熊本県内を対象として開始する。
TVなどを利用し、「運動講習会」や「見守り・生活支援」を実施
同トライアルは、熊本県、熊本市、NTT西日本が締結した包括連携協定に基づき、"魅力溢れ、暮らしやすさと幸せが実感できる熊本"の実現に向けて検討を進めている「スマートひかりタウン熊本」プロジェクトの一環として実施するもの。
日本は、2055年には国民の2.5人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されており、地方自治体にとって「医療」「見守り・生活支援などの福祉サービス」などへの対応は重要な課題となっているという。同トライアルでは、これら課題への対応策を検討するにあたり、バイタルデータ(生体情報)デバイスを活用した「運動講習会」やテレビなどを活用した「見守り・生活支援」を実施し、その効果検証を行うとのこと。
熊本県では、高齢者の健康づくり等に特化した地域コミュニティ形成支援へのICT利活用について、NTT西日本では、テレビを活用した見守りや高齢者向け生活支援サービスについて、同トライアルを通じて検証を行うとしている。
実施予定期間は、2月25日から3月15日まで。実施場所は、熊本県内のフレッツ光(インターネット接続サービス)の提供地域となる。