盗難・病気・迷子etc…海外旅行でのトラブルと対処法一覧

ビジネスや観光旅行など、近年では海外へ行くことがごく当たり前と思えるほど日常化してきました。LCCを利用した海外向けのツアーも充実し、新婚旅行で利用するカップルも多いもの。しかしその一方で、現地でトラブルが起きた場合の対処法などは、知らない人が大半です。

そこで今回は、海外旅行で起こりうる、さまざまなトラブルについての対処法をご紹介します。

■財布を落としたときor盗まれたときはどうするか

現地の警察へ行き、盗難・紛失届の発行手続きをします。この証明書があれば、その後の紛失物の再発行手続きがスムーズになります。盗難の場合は保険会社が保障してくれることもありますので、必ず届け出ておくようにしましょう。外国語が苦手な方は、ツアー添乗員や他の日本人観光客に相談して話を進めてもらいましょう。

・現金の場合

海外旅行保険では現金の紛失は保障されません。そのため現金に関しては戻ってこないものとして諦めたほうがいいでしょう。電話連絡が取れるくらいのお金は別に保管しておきましょう。

・クレジットカードの場合

カードが別の誰かに使われてしまう前に、利用をストップします。カード会社に電話して事情を伝えましょう。カードがなくなってしまうとカード番号も裏に書かれている緊急連絡先もわからなくなってしまいますから、手帳などに控えておきます。カードの使用をとめる場合には、カード契約者本人による電話連絡が必要です。

・カード紛失・盗難受付連絡先

三井住友VISAカード
MasterCard
JCBカード
UCカード
アメリカン・エキスプレス(アメックス)

・その他のカード類の場合

保険会社や旅行会社を通して旅行していた場合は、先にそちらへ連絡して順次対応しましょう。その後、運転免許証は試験場へ再交付手続きを。保険証も再発行の手続きを申請します。定期券や会員証なども発行元へ連絡します。

いずれも再発行には手間がかかり、日本に帰ってきてから行動がしばらく制限されてしまう可能性があります。海外で使わないものに関しては、日本においていくようにしましょう。

■体調が崩れたときどうするか

現地の薬局で手に入れても良いですが、飲みなれた薬があるのなら持って行ったほうが良いでしょう。下痢止め、鎮痛剤、風邪薬やばんそうこうなどを数回分用意してスーツケースに入れておきます。見た目で何の薬かわからない場合は、英語で書いておくといいでしょう。国によっても異なりますが、一般的に売られている薬に関しては、基本的に持ち込みの制限はありません。処方薬がある場合は医師にその旨を伝え、一般の薬と同じようにして持っていきましょう。

■道に迷ったらどうするか

海外で道に迷った場合でも、落ち着いて行動しましょう。行きたい場所(ホテルや駅)の名前を近くにいる人か交番に尋ねれば、身ぶり手ぶりでも対応してくれます。ホテルのカードキーを持っていれば住所や連絡先が書いてありますので、それをタクシーの運転手に見せれば連れて行ってもらえます。

まわりに人もいなく、交番もタクシーもいない…となれば、海外対応の携帯で連絡を取るという方法もあります。ただし、観光地から大きく離れれば何らかの犯罪に巻き込まれる可能性もありますので、特に夜などはあまり出歩かないほうがいいでしょう。